INTERVIEW

― 新人座談会 ―

2017年度、山陽新聞社は新たに9人(うち女性4人)の仲間を迎えました。配属先は編集局6人(3)、販売局1人、営業局1人、経理局1人(1)です。
新入社員のうち4人に、入社してからの約半年間を座談会形式で振り返ってもらいました。山陽新聞社に入社してから見えてきたことは?! 皆さんと年齢が近い若手社員のナマの声です。ぜひ参考にしてください。

(肩書は2017年12月現在)

編集局報道部

山本 貴之

理学部卒
島根県出身
編集局報道部

中川 結

法学部卒
岡山県出身
販売局販売部

小林 尚登

法学部卒
岡山県出身
営業局広告部

井上 隼汰

経済情報学部卒
岡山県出身

― 「職業のデパート」とも言われる新聞社。皆さんの仕事は。

山本:岡山市役所の中にある市政記者クラブに所属しています。担当する岡山市南区エリアにある公民館や学校、お店、地域で活動している団体などを訪ねてネタを探したり、市が主催するイベントや、政治に対する市民の声を取材しています。

中川

:岡山中央署内の記者クラブで、主に事件事故に対応しています。イベントや講演会、表彰式に行くこともあり、「社会で起こるあらゆること」を取材します。

井上

:新聞広告はもちろん、企画やイベントの協賛を企業・団体様に提案しています。少しずつですが企画のとりまとめをする機会も増えてきました。

小林

:現在、岡山県北西部の高梁エリアを先輩社員と担当しています。20ほどある販売所をフォローしています。読者を増やすために営業はもちろん、求人のチラシを作ったりと、多岐に渡りバックアップを行っています。

― 入社してから新しい発見はありましたか。

中川:原稿を書いている最中でも、携帯が鳴ればすぐに現場に向かいます。事件事故が発生すれば昼夜を問わず呼出があり、深夜に事故現場で取材することもあります。思っていた以上に予測のつかない職場で、正直言って体力的にも精神的にもきついと思うときがあります。それでも、自分が書いた記事について読者から反応があると「また頑張ろう」と励みになります。

山本

:清掃活動という一見小さなニュースでも、実際現場に行って話を聞くと「町をきれいにしたい」という参加者の熱い気持ちが伝わってきます。普段何気なく目にしていたニュースの舞台裏に、世の中の「体温」があると感じています。ただ、それを限られた文字数でいかにわかりやすく書くか、が難しいです。

井上

:営業局には広告本部と事業本部がありますが、事業本部だけでなく広告本部もイベントを手掛けるとは知りませんでした。それもプロ野球の試合や「おかやまマラソン」といった大掛かりなものが多く、驚きました。岡山を代表するイベントに携わり、紙面広告という形に残るものを作れたりするのは大きな魅力。スケールの大きな仕事に関われるのは地域から信頼されている地元紙ならではで、改めてやりがいを感じています。

小林

:時に販売所が緊急事態の時、刷り上がった新聞を自分の車に積み込んで販売所へ輸送することもあります。人口が少ないエリアは一軒一軒が離れているので、岡山市内なら1時間で配れる部数が倍の時間がかかるなど、配達の負担は大きいのに、人口が少ないために購読者を増やすのは至難の業。また配達は毎日のことで、毎朝ポストに新聞が届いていることは当たり前ではない改めて実感しました。

― 先輩や職場の雰囲気はどうでしょう。

小林:販売局ではこの道20年を超える先輩もおり、何を聞いても的確に答えてくれるので心強いです。気心の知れた仲なのでチームワークもよく、いざというときの対応は鮮やか。名実ともに私もその一員になるため、なんでも自分から積極的に挑戦し、経験値を上げていきたいです。

井上

:営業局唯一の新人ということもあり、皆さんにかわいがってもらっています。気さくな方ばかりなので相談しやすく、仕事で行き詰ったときもさりげなくフォローしてくれます。とてもありがたい環境で仕事をさせてもらっています。

山本

:選挙や議会など大きな事案がある時は、記者クラブの空気は張りつめています。でも普段は、取材のこぼれ話を面白そうに語ったり、ほかの人が書いた記事にも興味津々で質問攻めにしたりと、先輩方が仕事を楽しんでいるのが伝わってきます。めりはりのある職場だと思います。

中川

:取材のコツや写真の撮り方、読者に伝わりやすい記事の書き方など、ノウハウを丁寧に教えてくれます。私の仕事の進捗状況をこまめにチェックして調整してくれたり、自分では気づかない体調の変化にも気づいてくれ、「顔色が悪いから」と早めに退社するよう促してくれたり、細かな気配りが本当にありがたいです。

― これからの目標は。

中川:実は最近初めて、取材先での雑談の中から、自分なりに「これは面白いかも」と思うネタを拾って大きめの記事にすることができました。各方面に取材を重ね、1カ月くらいかけて仕上げました。その間は先輩方がほかの取材を替わってくれて集中して取り組んだのですが、出口が見えなくて毎日が苦しかったです。でも書き上げた今は、一歩を踏み出せたという達成感があります。もともと一つのことを深く掘り下げて知ることが好きで、記者を志しました。自分の感性でネタを見つけ、人の心に残る記事が書ける記者になりたいです。

山本

:まだ記事にはできていませんが、私も今、ふとしたきっかけから学童保育について取材をしています。知れば知るほど、知りたいこと、調べなければいけないことが増えていき、難しくもあり、面白くもあります。一度記事にしたら終わり、ではなく、例えば山陽新聞でいえばハンセン病企画のように、一つのテーマを自分なりの目線でずっと追いかけていける記者になりたいです。それが地方紙のやりがいだと思っています。

小林

:販売局は、特にコミュニケーション能力を問われる職場です。160ほどある販売所の方々と密になり、支えあえる関係を構築しなければなりません。先輩方はそれぞれの個性で、販売所の皆さんに食い込んでいます。私も自分なりに知識やスキルを身につけ、皆さんから頼られる存在になりたいです。

井上

:今は目の前の仕事に精一杯というのが本音です。特に、臨機応変な判断力や対応力が未熟で、先輩方に迷惑をかけてばかりです。でも今のうちに先輩方からしっかり勉強させてもらい、取引先の広告会社、デザイン会社の方々にもご指導いただきながら、あらゆる経験を自分のものにして成長したいです。いつかきっと、岡山の皆さんに喜んでもらえる大きな企画を立案、担当したいです。

― これから山陽新聞社を志す人に、メッセージをどうぞ!!

山本

:記者になってまちを回り地域の暮らしを追いかける中で、小さな動きが大きなうねりとなって社会を動かしていくと実感しています。人やもの、さまざまな出会いがある記者職は、自分自身の成長につながると思います。

中川

:毎日が刺激的な職場です。事件事故では生々しい現場にも立ち会います。それでも、写真や動画、記事で「伝える」ことで、社会にメッセージを届けられます。「自分の言葉で伝えたい」という人、ぜひ挑戦してください!

井上

:アイデア次第で多くの人を巻き込んだイベントや紙面が作れます。厳しくも温かい先輩方が、いろんなことにチャレンジさせてくれます。一緒にがんばりましょう!

小林

:就活は「出会い」だと思います。岡山出身の私は、地元で働くなら山陽新聞社と決めていました。就活を通じて出会った友達は時にライバルですが励まし合うことで、採用をつかみ取れた気がします。それが井上君です。一緒に入社できて本当によかった。今はよき「同期」であり「ライバル」。皆さんにも一生の宝となる出会いがあるよう、祈っています!