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超高齢社会の医療・福祉担う
 —岡山市中心部には地域の中核病院が集中しています。光生病院の特徴を教えてください。
 1952(昭和27)年の開院以来、「慈愛と奉仕」の精神で住民の方が安心して暮らせる地域社会の構築を目指してまいりました。2015年には医療と福祉の合体機能を備えた医療福祉複合棟が完成し、患者様を中心とする地域包括ケアシステムの役割を果たすべく尽力しています。さらに、孤立した高齢者や世帯はないか、「認認老老介護」になっていないかなど、きめ細かく見守る姿勢も大切にしています。また岡山大学病院の高度先進医療と連携し、医師も派遣していただきながら、患者様に必要かつ十分な医療を提供できる体制も整備。岡山市民病院の「ER型救急」の後方支援としての役割も大きく、症状の重さ、疾病の種類などにかかわらず、さまざまな救急病態に対応しています。
 —地域医療は転換期にあります。
 団塊世代が75歳以上に移行する「2025年問題」を見据え、地域医療構想を策定する大きな節目を迎えました。18年度は診療報酬と介護報酬が同時に改定され、さらに、25年までの6年間で計画的に医療・福祉の一体的推進や地域包括ケアシステムを推し進めていく第7次医療計画、第7次介護保険事業計画が始まります。地域ごとにどのような医療・福祉が必要とされ、より適しているのかを考えていかなければなりません。
 —これからの地域医療に必要となってくることは。
 超高齢社会を迎え、在宅介護の増加が予想される中、医療・福祉の連携はもちろんですが、人生の終えんに備えて治療と療養の方針を家族や医師と話し合い決めておく「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」を広めていく必要があるでしょう。命の尽きるその瞬間が満ち足りたものであってこそ、幸せな人生だと思うのです。近年、遺産分割や家族への思いを記す「エンディングノート」や、延命治療をどうするか決めておく「リビングウィル」が知られるようになりましたが、実際に取り組んでいる方は少ないです。当院では地域住民の方を対象にさまざまな勉強会を開き、健康づくりの情報提供を行ってきましたが、今後はACPを普及させていきたい。そして、一人でも多くの方に「最高の人生だった」と満ち足りた気持ちで最期を迎えていただくことを願っています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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