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2018トップインタビュー




肝いり事業のネット百貨店
 —カジュアル衣料ブランド「koe(コエ)」のホテル併設型旗艦店を2月、東京・渋谷にオープンしました。
 インバウンド(海外からの誘客)を意識し、茶室をデザインコンセプトにしたホテルは好評です。2階のアパレルは午後9時から閉店の11時までセルフレジを導入して深夜営業のニーズに応え、小売業界の人手不足対策としても試みています。1階にはレストランとイベントスペースがあり、店舗全体でブランドの世界観を体験してもらえる構造です。欧米をはじめとするグローバル展開の足掛かりにしたいですね。実店舗で魅力を体感し、EC(電子商取引)サイトでも買っていただける流れが生まれています。
 —ネット上の百貨店「STRIPE DEPARTMENT」について教えてください。
 高感度・高品質の約600ブランドを扱い、2月に開設しました。一度に3着まで試着を申し込め、購入商品以外は送料無料で返品可能なほか、個別にスタイリングアドバイスも行います。地方の百貨店が苦戦する中、百貨店とECの課題解決に取り組み、新たな領域に挑戦します。大型投資をする肝いりの事業で、3年後に2千ブランドを目指しています。
 —2018年度の展望をお聞かせください。
 売り上げ目標は約1450億円を掲げています。アパレル市場は、国内は少子高齢化で縮小傾向ですが、人口が増加する世界では成長産業です。EC関連事業の強化やグローバルマーケットでの展開を加速し、ファッションIT企業へと進化します。柱となるのは製造から販売まで行うSPA▽ITのプラットフォーム(基盤)▽M&A(合併と買収)の三つの戦略です。SPAは、買収を機に昨年参入したベトナムで拡大路線をとり、23店舗を出店します。中国では地方都市に新規出店を進めるなど、アジアでの事業成長に力を入れます。
 —創業地・岡山での地域活動にとても熱心です。
 23歳で起業した地元・岡山に恩返しを—との思いです。石川文化振興財団と連携して経済、文化、教育の底上げに役立ちたいと考えています。国内外の交流人口が増える「おかやまマラソン」や「岡山芸術交流」などに携わり、街の発展に欠かせない会社に育てたいと考えています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2018年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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