main_title.png


自助努力でイノベーション
 —「社員の幸福を実現する」という経営理念を打ち出して4年余ですね。
 経営理念とは、家の土台のようなもので、会社の風土になるまでには最低10年かかると思っています。社員には幸福になる義務があると常々言っていますが、社員一人一人が「自分が幸福になろう! 仲間を幸福にしよう! お客様の役に立とう」と願い、実践できる環境が根付いたなら本当に素晴らしいと思います。
 —カギとなるセルフヘルプとは。
 先日、精神障害者の自立訓練事業でも有名なラグーナ出版(鹿児島県)を訪問しました。その時、当社ホームページにある私のコラムを読まれていた社員の方に「—親にしがみつかないと生きられないのではなく、隼のように自由に幸福を目指すことが本当の幸福だ—と書いている部分が心に響いた」と言っていただき、障害があるからこそ自分の幸福を自由に目指せるありがたさを本当に悟っているのだと思いました。これこそ私が「セルフヘルプが大事だ」と繰り返し言う理由です。大企業では組織力が大きく働きますが、中堅中小企業は、個人の実力がすぐ成果に反映され、セルフヘルプ力が発揮しやすい環境なので、努力が報われ幸福感を感じる機会も多いと思います。
 —それは、「自らイノベーション(革新)できる人」という意味も含まれていますよね。
 順境にあると自分を変えるのは難しいものです。しかし、「うまくいっている仕事ほど変えなくてはいけない」とドラッカーは言います。それは、会社も個人も同じだと思います。とはいえ、言うは易(やす)し、行うは難(かた)し。社員に説教する前に、私自身がイノベーションを実行し続けなければいけないと肝に銘じていますが、セルフヘルプがなかなかできないため、全国を飛び回りイノベーティブな方々にご指導を仰いでいます。この数年、多くの素晴らしい経営者の方々にご教示いただけたことは、私の財産です。
 —ご自身の考えをつづった貴社ホームページのコーナー「生(なま)壹岐(いき)ですが。」は秀逸ですね。
 「生壹岐」は社員がつけた題なので、初めはとんでもない題をつけられたと思いましたが、最近は開き直って生意気なことを言っています。毎月朝礼で、社員が考えて実行していく上で参考になることを話し、それをコンスタントに更新した内容なので、そう言っていただけて光栄です。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ