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2018トップインタビュー




非価格競争力創造へ人財育成
 —「社員の幸福実現」を経営理念として打ち出されて5年。手応えは。
 いわば土を耕し、種をまき、花を育てるようなもので、企業風土として浸透するには最低10年はかかると思っていましたが、IT業界というのは、変化が激しく、“考え方”を先取りする傾向があります。そのため、この理念経営の考え方を打ち出したことにより、成果は意外と早く見えているのではないかと思います。
 —「Hi—WTP(Willingness To Pay)」の重要性は。
 社員の幸福を実現するには、業績が安定し会社が永続することがベースとなります。そのためには非価格競争力を創造できるかどうかがカギ。Hi—WTPは「お客様が仕事や商品に価値を見いだし、喜んでお金を払いたくなる気持ち」という意味で、社員がそうした状況を創造し、実践できる仕組みをつくっていきたいと思います。
 そこで力を入れているのが「人財」育成。社長に就任して以降、役員や幹部社員を対象に、考える力を養い、共有できるような研修を行っています。また、昨年度には「人財育成委員会」を設け、仕事の方法論や技術を伸ばすだけでなく、マネジメント力や人間力を身に付けるための社員研修を行っています。変化の激しい時代、「how」だけではすぐに限界がきます。そのため、「what」「why」を考えてもらうことに時間をかけており、それを実践できる人財が育てば強い企業文化が確立できます。
 —3カ年の中期経営計画が本年度2年目を迎えます。
 未知の領域を切り開き、未来につなげようと「ニューフロンティア計画」と名付けました。例えば主要取引先の一つ、自動車業界では、車が通信機能を高め大きく変容してきています。そうした中で、私どもも技術だけでなく、業務領域の開拓や仕事の方法論を変えていくことが求められています。
 —ご自身のお考えをつづった貴社ホームページのコーナー「生(なま)壹岐(いき)ですが。」は反響も多いと伺っています。
 月初の朝礼で、社員に向けて話したことを中心にまとめています。研修で与えたテーマや会社で起きた問題、社員の悩みをネタにしていることも多く、私なりの回答になっています。取引先など社外でも結構読んでいただいているようで、「楽しみにしています」と言われると、やはりうれしいですね。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2018年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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