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2018トップインタビュー




技術と人材、基盤づくり着実に
 —独自技術を携え、施工エリアを中国地方全域まで拡大されています。
 現在、受注工事の約8割が送電線や配電線、鉄塔建設など電気・通信関連。ワイヤを現場まで渡して資材などを運搬する索道技術やドローンの活用方法、狭小地での重機作動方法など、ちょっとしたものではありますが、現場で生じた課題を解決するための技術を独自に開発しています。これらは重機メーカーなどに依頼して製品化もしていただいていますが、ニッチな技術であるため、特許はあえて取得しませんでした。恒常化技術となった今では少し悔やまれますが、安全確実で迅速な現場を実現できたことが大きな成果となって生きています。メインの施工エリアである中国地方に多い足場の悪い山間部や、鉄塔での高所作業においても、細やかで柔軟に対応できる技術が有効に生かされています。
 —人材育成と教育に力を入れておられます。
 正直、土木作業員に対する偏見はまだ残っていると思います。私は従業員には絶対に嫌な思いはさせたくないという考えの下で、基本的な姿勢をしっかり正すことだけを徹底。“先輩後輩の関係を守り、意識と姿勢をぴんとまっすぐさせる”それだけです。常に危険と隣り合わせの仕事で、ちょっとした気の緩みが大きな事故につながるため、安全への意識も毎日高めるよう指導しています。また採用面では、毎年少しずつですが新卒者を採用し、“企業が育てる”ことに意識を向けています。学校での成績は重視せず、資格取得や現場での教育を通して大きく成長してほしいと願っています。おかげで人材難と言われている近年においても一定の定着率を維持し、良い人材が多く育ってきていることは、当社の大きな強みであると自負しています。
 —今後のビジョンは。
 私自身がバブル経済から崩壊、その後の大不況を乗り越える激動の時代を経験した世代でもあり、あまり背伸びするつもりはありません。現在の当社の姿は、私が入社以来30年かけて積み上げてきたものです。信頼される技術提供の継続を意識しながら、着実に一歩一歩を歩んでいけたらと考えています。数年後の創業70周年を滞りなく迎えられるよう、地域や社会貢献にも積極的に取り組みながら、次世代へしっかりとつなげられる企業としての基礎を揺るぎないものにすることが最大の課題だと考えています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2018年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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