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地域に根差し「共に創る」学園
 —大学のあり方として、「地域共創」を掲げられています。
 大学には教育・研究・地域貢献という三つの大きな役割があり、三位一体だと考えています。大学での研究を地域で生かすだけでなく、学生も教員も「地域や社会と関わり、共に新しいものをつくっていく」という発想で、私はそれを「地域共創」と名付けました。大学・短大の図書館は「地域共創型図書館」という名称で一般に開放。親子で絵本の読み聞かせをしたり、講座やミニコンサートを開くなど、地域との交流の場として役立っています。
 —地域共創の中で、ボランティア活動を重視されていますね。
 東日本大震災の際、県内の民間有志団体の呼び掛けに応じて学生ボランティアを派遣。その後5年にわたり計9回、被災地に足を運んできました。すべて学生主体で企画・運営し、学生は被災者と触れ合い、その前向きな姿に心を動かされるなど毎回多くを学んでいます。支援ならぬ、互いに学び合い温め合う「互援」であり、最も重要な学びです。この活動を機に、本学では教養科目にボランティア基礎論を作りました。災害のほか国際、教育、医療などの分野があり、ときには現場に足を運んで実践的に学んでいます。
 —昨年、産学官民連携で「教育ネットワーク」を立ち上げられました。
 岡山県内の学校教育にはさまざまな問題が山積しています。学校だけでなく地域の問題でもあると捉え、約160人で同ネットワークを創設しました。子どもの学力向上だけでなく、シニア世代や企業まで含めた総合的な人材育成を目指し、調査研究やイベント企画などを行って「教育福祉県岡山」の創生に取り組んでいます。
 —国際教養学部が3年目ですね。
 真の意味でグローバルな人材は、地域の良さを知っているべきだと私は考えています。「ローカル」から「グローバル」に発信・活動することを「ローバル」という造語で表現し、国際教養学部では、地域の誇りを世界に発信し、活躍できるローバル人材を育成しています。地域の歴史や文化などを学んだ上で、英語と日本語の統合的なコミュニケーション能力を習得、プレゼンテーション力も身に付けます。中国学園は長年地域に根差し、そのつながりを大切にしてきました。今後も学生の主体的な学びを重視し、地域や世界の課題に対応できる人材育成に力を尽くしていきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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