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90周年を迎え決意新たに
 —今年はグループの創業90周年の節目を迎えられますね。
 祖父が1926(大正15)年、銅合金鋳物業を開始。創業から3年後に漁船用プロペラの製造を始めました。以来、船舶用プロペラメーカーとして技術を磨きながら一品受注生産を貫き、現在は国内シェア8割、世界シェア3割と世界トップに至りました。90年のご愛顧に感謝し、100年企業への決意を新たにするため、5月に東京で記念のセミナー・パーティーを開きます。
 —拠点もグローバルに展開していますね。
 フィリピンとベトナムに工場、シンガポールに営業拠点を設けています。われわれの世界戦略の重点は東南アジア。物流の集中する地域であることからタグボートやパトロール艇用などの需要は根強いうえ、近年の経済発展によりレジャーボート用の需要も増えています。さらにASEAN共同体の発足で域内物流が活発化し、ベトナム工場の増設に取りかかりました。80周年には、ブランドスローガンを英語で「We Go Beyond」としました。常に新しい最適を追い求め、その向こう側にある無限の可能性をカタチにすべく100周年に向けてまい進する所存です。
 —人材育成に注力されています。
 職人から設計技術者まで全員がレベルアップし、ナカシマが世界のスタンダードをつくり出せるよう目指しています。若手技術者には博士号を取らせたり、国際学会で発表させる機会も与えています。また海外工場から社員を約1年間日本に呼び寄せ、「熟練の職人仕事」「日本流のものづくり」を覚えてもらう実習も続けています。
 —プロペラ技術を活用した人工関節事業はいかがですか。
 大手化繊メーカー帝人と合弁で設立した帝人ナカシマメディカルが製造していますが、国内市場でまだシェアは数%。早期に10%に持っていきたいと思っています。
 —昨年はものづくり日本大賞(総理大臣賞)、今年1月には優れた経営者に贈られる渋沢栄一賞を受賞しました。
 日本大賞は炭素繊維強化プラスチック製プロペラの開発が認められました。世界で初めて商船に搭載し、一層の省エネ、低振動を実現しています。渋沢栄一賞は当社がこれまで成し遂げた仕事、経営への取り組みのほかに社会貢献活動も評価されました。受賞を機に一層努力してまいります。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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