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2018トップインタビュー




果実原料加工の新工場が稼働
 —2月から愛媛宇和島工場が本格稼働しました。
 生産拠点として愛媛県宇和島市に整備していた当社初の原料加工工場です。岡山市内3工場、鳥取県内2工場と合わせて6工場体制となりました。新工場では、地元産の桃やビワ、栗、柿などの果実をピューレやシロップ漬けに加工する予定で、味わいや品質の向上につながると期待しています。重要な生産拠点として、将来的には果実菓子原料の約7割を自社加工していく方針です。
 —東京・銀座の本社を移転します。
 グループ会社・宗家源吉兆庵の本社を、現在の銀座7丁目から6丁目に新築移転します。大型複合施設「GINZA SIX」の向かいで、国内外から高い集客力が見込める商業ゾーン。1階は和菓子店、2階にはカフェをしつらえ、ホタルやひな人形の観賞会、落語会などのイベントを開く予定です。3〜5階は日本料理店、6階は厨房。地下1階と7〜9階はオフィスとなります。2019年11月の完成後は、和菓子を通じた日本文化とブランドの発信力をさらに高めていきたいと考えています。
 —海外戦略についてのお考えは。
 これまで台湾や米国など8カ国・地域に40店舗を展開してきました。昨年10月には米国ロサンゼルス市に「ビバリーヒルズ店」を開店しました。今年はタイ・バンコク市内に2号店の出店を予定しています。同業者が進出していない海外に出店することで、それぞれの地域に根差し、和菓子の認知度向上に貢献したい思いです。一方、日本よりも通信販売が早くから普及し、マーケットの規模も巨大な米国では、今年3月からインターネット販売を開始しています。
 —今後のビジョンと展開を。
 個人消費の低迷や人口減など厳しい国内の現状は変わらず、20年までは、大規模な設備投資は控えて国内の足場固めをしたいと考えています。進めている働きやすい環境の整備や人材確保をはじめ、自社農園や文化事業にも引き続き力を注ぎます。一方、海外では19年にシンガポール・チャンギ国際空港への出店を計画中です。この空港は世界一の空港にも選ばれており、その魅力と集客力を生かして世界中の人に和菓子や日本文化を紹介していきます。今後も「和菓子を通じた食文化を築く」本業に注力し、ぶれない判断で着実に計画を実行してまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2018年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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