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商品充実させ生産機能も強化
 —昨年10月の社長就任から約半年ですね。
 当面は新規拡大より既存店をいかに伸ばすかに注力したいと考えています。時代の変化に即応する力を高めるため、フットワークの軽い組織づくりを進め、イメージや信頼感の向上を目指します。お客様に、和菓子をはじめとする日本文化に親しんでいただく文化事業にも力を入れていきます。現在は本社ビルの吉兆庵美術館で「横浜真葛焼展」を開催中。夏休みにはお子様も楽しめる工芸菓子でできた昆虫を展示する予定です。
 —4月下旬には、菓匠清閑院京都本店が移転オープンします。
 祇園の四条通り沿いという京都中心街に移転し、立地を生かして全国的な認知度を高めていくのが狙い。有名店がひしめく中で、清閑院ならではの独自性を重視しつつ、京都らしさのある商品を打ち出していきます。茶寮を併設し、上質な餡(あん)を豊富に用いたあんみつなどを提供します。
 —新ブランド開発や、生産拠点の整備を進めていますね。
 商品の充実度を高めるのが狙いです。JR岡山駅構内の商業施設に2月、米菓をメーンとする「満果惣」をオープンしました。2年目を迎える「ショコラロワイヤル」でもブランド施策を強化していきます。4月下旬に稼働予定の鳥取工場は、米菓を中心に、カニカマボコなど練り製品の製造も視野に入れています。栗や干し柿などの一次加工場となる宇和島工場も本年度着工する予定です。それぞれの地域特性を生かし、新商品・新提案につながるよう取り組んでまいります。マスカットの自社農園も2年目を迎えます。国産果実の生産農家は減少しており、原材料の確保は大きな命題です。1年目で良質のマスカットが収穫できたのは、期待以上の成果といえますが、今後は規模拡大と収穫の安定を目指します。
 —海外店舗も増加しています。
 和菓子は、和食と同じく外国で高い評価を受けており、日本文化発信の一翼を担っているという責任を踏まえて取り組んでいます。現在7カ国・地域で29店舗を展開しており、今年はニューヨークのワールドトレードセンターをはじめ、サンフランシスコ、台湾、ベトナムへの出店を予定しています。日本は人口減に転じており、売り上げの海外比率を伸ばすことで将来への基盤を強化していきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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