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独自の製品で農業を元気に
 —農業機械メーカーとして農業を取り巻く状況をどう見ておられますか。
 この10年間で農家の高齢化、後継者難は一層進んで農家戸数は25%も減少し、厳しい状況です。地域創生が叫ばれ、自治体ごとに再生策も出ていますが、農村地域では農業を元気にしなければ活性化の道筋は見えてこないのでは。米、野菜、果物いずれも農家が経済的に潤うためには作付面積の拡大と同時に農作業のさらなる軽減も必要になります。その際に機械化は欠かせず、われわれの出番は今以上に増えると考えています。
 —独自の製品が多彩です。
 弊社は「農に生かされ、創に尽くす」がモットー。日本の農業のために役立つアイデアを形にしてきました。需要が限られているため大手メーカーが手を出したがらない分野で、独自の農業機械を数多く開発し、多品種少量生産は得意とするところです。昨年は熊本県の依頼でい草移植機を開発しましたが、鳥取県のラッキョウ、香川県のニンニクなど熊本県と同じように担い手の減少や高齢化で、ちょっとした機械の助けを求めている産地が多くあります。農機メーカーとしてこれからも日本の農業のために貢献をしていきたいと思っています。
 —農業機械以外でもヒット商品が出ていますね。
 昨秋に発売した新型の家庭用もちつき器「つき姫」です。3合サイズの小型で取り扱いが簡単なうえ、25分でおいしいもちがつきあがります。発売以来、予想を大きく上回る売れ行きで、フル生産状態です。あるネット市場では家電ランキング、キッチン家電ランキング、もちつき器ランキングで3冠を取りました。別の通販会社からも強い引き合いがあります。当社の主製品である田植え機が昨年、米価の下落などで売れ行きが落ち込みましたが、「つき姫」はその減収分を補うほどで、社員に勇気を与えてくれています。
 —今後の重点戦略をお聞かせください。
 緑化事業とシイタケ事業に期待をかけています。クラレと共同開発したポリエステル繊維を用いた固化培土・エクセルソイルは屋上緑化、壁面緑化などに需要が増え、軌道に乗りました。将来的に10億円の売り上げを目指します。シイタケ栽培は兵庫県豊岡市に次いで赤磐市でも45万菌床の大規模栽培を始めます。二つ合わせて日本一の規模になります。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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