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2018トップインタビュー




実践通し専門職の育成推進
 —学園が運営する美作大学は昨年、創立50周年を迎えました。
 大学の目的は、暮らしを支える人づくりだと考えます。美作大学・美作大学短期大学部は、美作地域唯一の大学として、「食と子どもと福祉」の分野で多くの有為な人材を地域社会に送り出してきました。地元のみならず鳥取、島根や沖縄、高知など県外からの在学生が多い中、今後のあり方としては今の若者が何を求めているのか、どんな専門職教育を行うのがいいのか、学生の実態に即した教育の方向を考えていかなくてはならないと思います。
 —専門職教育の進め方は、大学や短大にとって大きなテーマです。
 地域が大学を利用し、大学も地域を利用する「地域との共生」がキーワードになります。地域をキャンパスにし、地域の中に入っていかないと学生は育ちません。高齢化や空き家問題を抱える津山市城東地区に、空き家を活用した福祉活動拠点「じ・ば・子のおうち」を設け、地域やお年寄りと触れ合いながら実践を通して目的意識を持った専門職の育成を進めています。
 —系列の高校、大学付属幼稚園での学びについてお聞かせください。
 美作高校が美作大学のキャンパス内に設置しているサテライト教室が3年目を迎えます。高校生が週2回、大学や短大で講義を受ける場で、そこで何を学び、どんな学生生活を送るのか、目的意識を持った生徒の育成を目指しています。通信制課程では不登校の生徒も受け入れ、地域の子どもたち全員を高校までは卒業させるという目的を持っています。大学とともに昨年50周年を迎えた付属幼稚園は、延長保育などで働く親の立場に立った運営を心掛けます。敷地内に建設した「50周年記念館」は、親と親、親と先生が語り合えるスペースなどを設けており、より良い子育ての在り方を考えながら学びの土台づくりに取り組んでいきます。
 —少子化が進み、教育を巡る環境も大きく変わりつつあります。
 社会的繁栄の中で、目的を持った子どもが少なくなってきていると感じています。資格を取ることなどで子どもたちにプライドを持たせ、レールに乗せて社会に送り出していきたいと思います。美作大学は昨年、人材育成や医療、福祉、産業振興を進めるため、県美作県民局や管内10市町村、津山高専と包括連携協定を締結。“地域立”ともいえる学園の役割として美作地域の創生にも取り組んでいきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2018年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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