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40周年、組織改革と地域貢献
 —昨年10月に創立40周年を迎えられました。
 1975年、岡山市・内山下にあるビルで、前身の「中島内科・神経科医院」を開院しました。大学勤務からすぐの開業で、しかもビルの4階ということで来院患者がなかなか増えず、本当に苦労したものでした。当時は老年の「せん妄」(意識障害などの状態)は一般病院では治療困難とされており、症状が重篤でも退院を余儀なくされていました。患者の行く先を憂い、現在地で山陽病院開設へと踏み切ったのです。そして、介護老人施設藤崎苑、藤崎苑デイケア、続いてケアハウス・ロータス桑野の設立に至りました。
 —「有機体システム」思考による組織の抜本的改革とは。
 次々と組織の「容(い)れ物」は拡大させていましたが、恥ずかしながら肝心の中身が充実できておらず、自分の価値観だけでは組織運営には限界があると気付いたのです。そんな時、全日本経営人間学協会との出会いがあり、有機体システム科学より、理念・目的が定められました。全職員とクオリティーの高い価値観を共有した組織、バリューマネジメントを経営指針として、2003年4月に一歩を踏み出しました。現実の自分の目の前の問題から逃げないで、自主的・主体的に向き合い、問題解決していく職員を育成し、職員同士信頼関係をもった経営を目指します。
 —今後目指していくものは。
 これからの精神科医療は、小さいけれどクオリティーの高い、グループ的組織を数多く構築していくべきです。同じ価値観、思考、理想で進んでいくたくさんの小さなチームの集合体が当会であるようにと、組織構成も考慮しています。所属長から部長、主任までリーダー教育を徹底的に行い、その考え方をすべてのスタッフまで浸透させる、プリセプター制度を病院だけでなく他の施設にも採用しています。当院の目的の顧客満足と人材育成、自己成長の三つが循環してはじめて組織としてレベルが高まると考えています。
 —地域貢献にも積極的です。
 今までさまざまな方に助けられてきました。地域の皆様の支えも大きく、ただ感謝しかありません。音楽会、夏祭りなど地域イベントの開催はもちろん、10年後に向けて地域の“鎮守の森”になるべく植樹も行いました。何よりも地域に愛され、必要とされる病院・施設となるために、気持ちを新たに進んでいきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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