“新聞社運営の要”　メディアとしての会社を支える

　“経営の安定と信頼性の維持”。メディアとして新聞発行や“地域貢献”を永続させるためには欠かせません。この“ミッション”のもと山陽新聞社を支えているのが総務局です。新聞社運営の要となるべく「DEI戦略本部」、「経理本部」、「総務本部」の3本部制を敷いています。大きく事業転換の進む新聞・メディア業界においてこれからの時代、会社の“参謀役”、“司令塔”としての機能も高まっています。

より良い職場づくり推進

　新聞社は“人”が資本。「個性豊かな社員が能力を最大限発揮できる仕組みづくり」、「若い世代のアイデア、チャレンジ精神を尊重する社風」、「フラットな組織文化」などの実現を目指し、DEI戦略本部で話し合いを重ねています。キーワードは“心理的安全性”。各職場から集まった若手社員を中心に意見を出し合い、より良い会社にするための職場づくりに取り組んでいます。ビジネスカジュアルの導入も進めています。

　※DEIとは、D＝ダイバーシティー（多様性）、E＝エクイティ（公平性）、I＝インクルージョン（包摂性）の略。個人や組織の多様性を尊重、公平・公正な評価や支援を通してお互いを認め合い、支えあう。それらの一体感を伴った行動が組織を強くするという考え方。

経営・財務の安定と強化

　ニュースの発信、新聞発行、イベントなど“地域貢献”を日々絶やすことなく財務面でサポートし永続させる。経理本部の使命です。財務諸表は経営判断に直結するため、専門知識の積み重ねはもちろん、1つの伝票処理を大切する姿勢が必要です。さらに各種財務指標から会社の将来を見通す高い視座も求められます。

　経理部では各部門、グループ各社、全従業員が安心して積極的に業務推進できるよう、予算編成や決算処理、経営分析、税務申告、資金の有効活用を進めています。

　資材部では用紙やインキをはじめとした新聞の原材料の安定調達、価格交渉をメーカー各社と進め、適正な在庫管理と原価管理を行っています。

組織や設備運営サポート

　組織運営は会社の“生命線”。各部門が滞りなく職務を推進できるように、組織や設備運営のサポートを行っているのが総務本部です。

　総務部では株主総会はじめ各種会社行事の運営、本社をはじめ支社局や印刷工場、テナントビルや車両の管理、運用を行っています。株式管理、契約書の審査・管理、法務対応などもあり、幅広い知識とコミュニュケーション能力が求められます。

　従業員の福利厚生の充実、女性活躍推進、子育て支援、メンタルヘルス対策、食堂（本社20階）や診療所の運用を統括しているのが人事部です。給料、年金などの基本業務をはじめ、最近ではAIやデジタルマーケティングなど従業員向けの研修・勉強会、新卒・キャリアの採用活動なども行っています。専門的知識に加え、従業員に寄り添う気持ちが求められます。