第52回日本書展・第45回岡山県の書展 第2日

 第52回日本書展・第45回岡山県の書展第2日は、10月17日、岡山県書道連盟の三宅教之副会長の席上揮毫からスタート。集まった書道ファンが詰めかけました。

w1188.jpg 席上揮毫で三宅副会長はまず、亡父と師への感謝の気持ちを込めた歌を揮毫。そのあと、5首を一気に書き上げ、大字との線質の違いやリズムの違い、松煙墨を使った墨色の違いによる表現について解説しました。また、余白を生かす構成の大切さを話していました。その後、ギャラリートークも行い、巨匠の作品などを示しながら、揮毫で解説した線質やリズム、余白などの大切さを改めて強調していました。

w1215.jpg 午後からは、岡山県書道連盟の小野玲華副会長が席上揮毫とギャラリートークに登場しました。小野副会長は余白の構成や墨の渇潤、字数の変化など様々な表現方法を自らの字で解説。ギャラリートークでは仮名の巨匠を中心に表現技法や人となりまでをエピソードを交えながら軽妙にトークを繰り広げました。

 18日は席上揮毫、ギャラリートークともお休みで、19日は松嶋碧山副会長、寺坂昌三会長代行が、20日には横田仙春副会長と大平邑峰副会長、最終日21日には鎌野望山会長代行がそれぞれ席上揮毫とギャラリートークを行います。