第52回日本の書展・第45回岡山県の書展 第5日
第52回日本の書展・第45回岡山県の書展第5日は20日、岡山市の天満屋岡山店6階葦川会館で開かれています。
午前中の席上揮毫とギャラリートークには、岡山県書道連盟の横田仙春副会長が登場。横田副会長は書だけでなく絵もよくされることで有名。今回の書展にも、書と絵をコラボさせた作品を出品されています。
席上揮毫では、横田副会長の書の楽しみ方を存分に見せて、事前に絵を描いた紙に、女の一生、男の一生、夫婦の一生について思うところを揮毫。夫婦の一生には、二羽のツルを描いた紙を使うなど、様々な工夫を凝らせて、絵と書を楽しむ様子を披露していました。また、ギャラリートークでは、巨匠の作品の前で余白、線、印の楽しみ方を解説しました。
午後からは岡山県書道連盟の大平邑峰副会長が登壇。席上揮毫では筆のタッチの違いや使う筆の場所を実際に字を書きながら解説しました。また、ギャラリートークでは、巨匠作家で近代詩文書の船本芳雲先生の作品のテーマについて説明し、近代詩文書のジャンルでテーマ性の重要性を強調しました。また、自分の書作については、漢字、仮名そして、カタカナまで含めた文字の調和を大切に書いていることを紹介しました。
第52回日本の書展・第45回岡山県の書展最終日は21日、岡山県書道連盟の鎌野望山会長代行が席上揮毫とギャラリートークを行います。