第53回日本書展・第46回岡山県の書展 第3日
第53回日本書展・第46回岡山県の書展第3日は10月17日、岡山県書道連盟の岡本料子理事と亀山祥月理事の席上揮毫とギャラリートークが行われました。天候にも恵まれ、朝から大勢の書道ファンでにぎわいました。
席上揮毫で岡本理事は、自身が尊敬する昭憲皇太后の歌を方形、横、縦の用紙にそれぞれ書き、表現方法の違いを、集まった皆さんに見せました。続くギャラリートークでは、書は読まなくても、音楽の好きな人は書のリズム感を楽しみ、演劇の好きな人は書を一つの舞台と見てこの字が主役でこの字がわき役と感じて、絵が好きな人は書を絵画作品として...鑑賞することができるので、皆さんの見方で書を楽しんでーと、鑑賞仕方をわかりやすく説きました。
午後からは亀山理事が席上揮毫とギャラリートークに登場。席上揮毫では、自身が新古今和歌集を書き続ける理由や新古今和歌集の歌への思いを披露。続くギャラリートークでは日本の書展の仮名作品を中心に解説。様々な書作家の展覧会へ出向いた時のそれぞれの作家の様子や、著した本などのエピソードを交えながらトークを展開していました。
第53回日本書展・第46回岡山県の書展は本日17日で会期前半を終了。10月18日からは、日本の書展の書壇代表の作品と、岡山県の書展の秀作展Ⅱと選抜展作品を入れ替えて開催します。
同展の開場時間は10時から18時まで(20日は17時閉場)です。席上揮毫とトークは、すべての日で開催します。当日券は一般500円。高校生以下無料です。