第53回日本書展・第46回岡山県の書展 第4日

 第53回日本書展・第46回岡山県の書展第4日は10月18日、岡山県書道連盟の澤田爽風理事と川原牛歩理事が席上揮毫とギャラリートークを行いました。週末で、第二期の開幕とあって大勢の書道ファンでにぎわっています。 

IMG_7194.jpg 澤田理事は親しみの書6点と公募展サイズに調和体を1点を揮毫。親しみの書は、生活の中に書作品を取り入れようとのコンセプトから、家に展示できるサイズで、読みやすい書の岡山県内での呼称。子育ての合間に本の中から気に入った言葉を探し作品制作に生かしている話や、できるだけ明るくなる言葉を探すといった、自身の言葉選びのポイントを解説しました。

 ギャラリートークでは、少し離れてみてみようなどと鑑賞のポイントを解説。また、岡山県関係の現代書壇代表の作品の前では、比較的身近な作者の人となりをエピソードを交えながら説明していました。

IMG_7202.jpg 午後からは川原牛歩理事が席上揮毫。米芾や懐素といった行書・草書の臨書から調和体までを展開し、日ごろの稽古の一端を披露しました。また、ギャラリートークでは、書の鑑賞は、絵と同じように感性を大切にして、自分にはどのような作品が合うのかを考えながら見ると作品の面白さが見えてくる、と話し、巨匠作品の特徴を解説しました。

 同展の開場時間は10時から18時まで(20日は17時閉場)です。席上揮毫とトークは、すべての日で開催します。当日券は一般500円。高校生以下無料です。