地域づくりの実践を紹介する「旅するひとづくり・まちづくりフォーラム」が８日、岡山市東区向州の西大寺公民館であり、約８０人が西大寺地区の魅力発信に取り組む住民や高校生らの活動に学び、意見交換で交流しました。
（記事はこちら＝西大寺の魅力発信 住民活動に学ぶ ひと・まちづくりフォーラム）
まちづくりの実践を学んだフォーラム
老舗醤油（しょうゆ）メーカー日乃出醤油・小泉醸造元（同市東区金田）の小泉真社長は文豪・夏目漱石が学生時代に金田地区に滞在した歴史を踏まえ、看板設置や特産品開発につなげた経緯を説明。醤油蔵を改装して開く顕彰イベントにも触れ「西大寺は話題が豊富で面白いと伝えたい」と述べました。
雄神小（同富崎）の児童や大人が互いに学ぶ「学校ごっこ」に取り組む同公民館の内田光俊館長、井上恭一実行委員長は、スポーツや楽器演奏の「授業」に多くが参加し「多世代交流で絆が深まった」と強調しました。昨年５月～今年２月に毎月１回、岡山シティエフエムの番組「高校生とつくる こちらラジオ西大寺」に出演した西大寺高、学芸館高の生徒６人は「地域の魅力に触れ、発信できたのは貴重な経験」としました。
自由に意見交換する参加者
意見交換では参加者が「若い世代との交流」や「愛される地域」といったテーマで自由に話し合いました。フォーラムは地域づくりの担い手を育成しようと、教育関係者らの有志が２０２３年度から岡山県内各地で開催しています。