地域には児島湖へ注ぐ笹ケ瀬川、足守川が流れ、河川敷などには多くのごみがたまっています。講師を務めた水島地域環境再生財団(倉敷市)の塩飽敏史理事兼研究員は、海の底にまで買い物袋が沈んでいるなど、使い捨てのプラスチック製品が大量に作られ、日常生活の至る所で使われ、やがてはごみとなって川や用水路を経て海に流れ込んでいる現状を説明しました。
参加者は7グループに分かれてアイデアを出し合いました。ごみの中でもペットボトルやビニール袋が特に多いことから「マイボトルやマイバッグを持ち歩く」などの減量化策のほか、「リサイクルを徹底する」「身近な用水路のごみをできるだけ拾う」といった意見も出ました。各グループは、出された意見を模造紙に整理し、ごみ削減に向け、身近なところから実践できるアイデアを共有しました。
瀬戸内海の豊かな環境づくりを目指して山陽新聞社が地域と取り組む吉備の環アクション「里海 未来へ」の一環として、瀬戸内オーシャンズX推進協議会の助成を受けて開かれました。