瀬戸内海国立公園の指定90周年を記念し、河川や海岸を一斉清掃する「おかやま海ごみゼロ大作戦」が9、10日、岡山県内8会場で行われました。2日間で計約550人のボランティアが参加し、深刻な海ごみの削減を目指し、ごみの回収に汗を流しました。
9日は岡山市・百間川、倉敷市・八間川、玉野市・渋川海水浴場、備前市・頭島、瀬戸内市・牛窓海水浴場、真庭市・備中川の6会場で約340人、10日は岡山市の旭川と百間川で約210人が活動しました。
9日の岡山市・百間川会場には、約70人が参加しました。一見、ごみが見えなくても草むらの中や石の陰にペットボトルやポリ袋が散乱しており、1時間半ほどの間で60袋ほどのごみが集まりました。
10日の岡山市・旭川会場には、小中学生や高校生、地域住民ら約100人が集まり、水辺を歩きながらごみを拾い集めました。他の会場でも家族連れや職場グループなど多くの参加者があり、清掃に汗を流しました。
瀬戸内海国立公園は1934年3月16日、日本初の国立公園として指定されました。山陽新聞社は、かけがえのない自然環境や景観美といった価値を再認識しようと、各地の環境保護団体などと連携して一斉清掃を企画しました。
瀬戸内海の豊かな環境づくりを目指して同社が地域と進める吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」の一環でもあり、瀬戸内オーシャンズX推進協議会の助成を受けました。