INTERNSHIP

- インターンシップ -

山陽新聞社は毎夏、大学3年生を対象にインターンシップを実施しています。2015年は5月~6月に募集し、インターンシップ募集サイト「インターンシップ・キャンパスウェブ」からエントリーがあった希望者の中から、書類選考や面接をクリアした12人の学生が参加。9月7日~11日の5日間、新聞記者体験として取材や記事の執筆に挑戦してもらいました。

スケジュール


初日:オリエンテーション


自己紹介や会社概要説明に続き、新聞製作センターで夕刊印刷工程を見学、読者局担当記者によるNIE(教育に新聞を)講座、ベテラン記者による“新聞記者の仕事”講座、編集局出稿会議(翌日の紙面に掲載する記事について確認する会議)傍聴など。

2日目~4日目:新聞記者体験


12人が4班(A~D班)に分かれ、編集局報道部、経済部、メディア報道部での記者体験や、ニュース編集部での紙面レイアウトを見学。本社若手記者に同行して消防署や企業、写真展会場などで取材し、記事を執筆したほか、ビデオカメラでの動画撮影取材など。本社員の「ひと」取材、原稿執筆も。

最終日:まとめ


課題作文執筆(タイトル「ネット時代の新聞」)、本社採用試験の過去問題にチャレンジ、会社幹部を交えての座談会(フリートーク)など。

参加者の声(順不同)

些細な記事でも何回も取材を重ね、様々なアングルや照明で写真を撮るなど、読者にわかりやすい記事を届けるための工夫があった。原稿執筆は、ベテラン記者や局次長など会社幹部の方に直々に添削していただき貴重な経験だった。山陽新聞社は非常に地域に密着し、市民に愛されている新聞社だと実感。記者以前に社会人としての心構えや意識の高さを垣間見ることもできた。

高草威徳さん・法学部

紙面レイアウトを考えるニュース編集部で、的確かつ目を引く見出しを付けるのが難しかった。だが、完成した紙面を見た時はとても感動した。また、強い関心があったNIEの講義では、教育に新聞を取り入れる重要性を改めて感じた。新聞が、丁寧な取材や執筆、編集、印刷など、長い工程を経て完成することを知り、その緻密さが新聞の信頼を裏打ちしているのだと思った。メディア報道やNIEなど様々な仕事を知り、新聞社の柔軟性や多様性を感じた。

高田千尋さん・文学部

現役の記者に取材の同行をさせてもらったことで、現場の生の空気を感じ取ることができたし、取材の仕方も丁寧に教えていただいた。執筆体験では書いた記事の添削を受け、どのように書くべきか、どう書けば正しく伝わるかを主に指導いただいた。最初は気おくれしたものの、周りの方々にとても良くしてもらい、積極的に動くことができた。目に映るものすべてが新鮮で、気になって素朴な質問ばかりしていたように思う。

安藤眞紀さん・総合人間学部

もともと新聞社での仕事に興味を持っており、それを体験できるチャンスだと思い参加した。現場の空気感や緊張感を肌で感じることができ、非常に勉強になった。また、書いた記事をプロの方に見てもらい、アドバイスをいただけたのも有意義な経験だった。たくさんの貴重な経験ができ、本当にためになった。限られた時間ではあったが、多くの人と出会い、価値ある時間を過ごせた。

山内彩さん・文学部

一日一日がすごく濃密で、本物の記者に近づけた体験だった。なぜ記者になったのか、何が大変かなど現場の生の声を聴けたのも貴重だった。取材した内容を記事にし、ベテラン記者にチェックしてもらう作業は非常に大変だった。自分では完成したと思った記事も、赤線だらけになってかえってくる。最初は駄目出しだらけで、必死に書き直した。しかし、いざ記事が完成したときの達成感はすごかった。また、何かの記事が書きたくなった。

高田修司さん・総合情報学部

地域の身近な出来事やイベントを取材し、本当に地域に密着した新聞であることを実感。親しみが湧いた。記者は熱意を持って取材していて、仕事への姿勢も学んだ。原稿執筆は初め難しかったが、次第にどのように書くと読者にわかりやすく、面白く伝わるのかと工夫するのが楽しくなった。取材時に好奇心をもって詳細な情報を得ておくことが大切なのだと教わった。また、全国紙では及ばない、地方紙ならではの地域に寄り添う視点の持ち味を実感した。

幡司梓さん・文学部

印象に残っているのは、ニュース編集部での実習だ。レイアウトや見出しを作る部署で、新聞の『顔』を作っているにも関わらず、今まであまり知らなかった。実際に夕刊を作っているところを見学したので、数時間後に紙面を目にし、感動や嬉しさを覚えた。また、社会で働くことの責任や重みを感じることもでき、今まで曖昧だった将来像、仕事像が、リアルなものとなった。11人の同じ分野に興味を持つ人たちと助け合いながら体験できたことも、とてもよい刺激となった。

中川結さん・法学部

経験豊富なベテランの方々に書き方を教わるうち、自分で書いた内容が少しずつ新聞記事らしくなっていくのはとても面白かった。またニュース編集部では、記者が取材した記事にどのような見出しをつけるのか考えたり、紙面のどこにどんな記事を持ってくるかを考えたりと、記者とは違う仕事内容がとても興味深かった。ほかにも、メディア報道部でのインターネット用に動画を撮るという作業は想像すらしていなくて、驚いた。

宮崎健太郎さん・総合情報学部

ニュース編集部は一見記事を書くより簡単そうだったが、実はすごく大変だった。原稿は何度も差し変わるし、見出しもギリギリで変更、なんてことも度々あり、緊張感のある空間だった。今まで見出しは記者がつけていると思っていたので驚いた。出来上がった新聞を見たときは、私が作ったものではないのに、感動と嬉しさがあった。5日間で得られたものは疲れなんて忘れるくらいに素晴らしいものだった。将来を真剣に考えるきっかけになった。

湯川愛子さん・人文科学部

取材・原稿執筆の体験では、うまく話を引き出すことの難しさを改めて感じた。お世話になった記者には取材のポイントや記者という仕事についてたくさんのことを教えていただき、貴重な経験となった。毎日がとても楽しく、最終日は寂しく感じるほどだった。新聞紙面のレイアウトや見出しを作成している部署へうかがい、作業を見せていただいたが、実際紙面になったものを見たときの感動は忘れられない。

杉野真歩さん・文学部

取材が面白かった。難しかったのは撮影場所の位置取りだ。もたもたしていると他の人に取られ、いい写真が撮れない。先を読んで行動すること、臨機応変に動くことの大切さがわかった。いい記事を書くにはいい取材が必要。そして、いい取材をするにはコミュニケーション力もいる。限られた時間でいかに情報を聞き出すか、とても難しいがやりがいがあった。原稿チェックでは表現法のアドバイスをいただき勉強になった。そして、いかに自分が未熟か実感した。

伊藤宙さん・人間生活学部

実習はどれも内容の濃いものばかりだった。中でも同行取材ののち、それを記事にする実習が一番印象に残っている。取材する対象が違えば用意すべき質問は当然違うが、記事にする段階でも取り上げるべき事柄や、形式が違うことを学んだ。それは難しくかつ面白くもあった。また自分たちが知り得た情報の何が読者に必要とされるのか、何を絶対的に掲載すべきか、上手くパッケージングすることが求められるのではないかと感じた。

中新大地さん・人文科学部

担当者から一言

「取材したことを自由に記事にして」
記者体験初日、ベテラン記者の指示に、途方に暮れたような表情で応える皆さんの姿が思い出されます。それが数日後には、悩みながらも生き生きと原稿用紙に向かうようになっていましたね。つい最近まで編集現場で働いていた私にとって、記者という仕事の魅力が通じたと感じられた瞬間でした。 紙面レイアウトやムービーカメラによる動画取材、NIE、印刷など、記者職以外の業務にも強い関心を持ち、新聞社の奥深さを引き出していった皆さん。質問を受けるたび、各職場の担当者の目は輝きを増していきました。受け入れ側も勉強させていただいた5日間でした。 短い期間ではありましたが、この経験が皆さんの今後の人生選択に少しでもお役に立ちますよう、願っています。頑張ってください!応援しています。 最後になりましたが、弊社記者に同行しての体験取材でお時間をいただいた企業、団体、個人の皆様に厚く御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。(総務局人事部・古舞雅子)