INTERVIEW

- 現場を駆ける先輩たち -

高梁支局の仕事


自分の世界が広がる

 岡山県中西部の中山間地域に位置する高梁市。人口約3万人と小規模ながら、「天空の山城」として知られる備中松山城をいただく歴史と文化のまちです。

 吉備中央町の一部を含めた管内を支局長と2人でカバーし、隣の市にある新見支局と連携して地域面「高梁新見圏版」を作っています。行政、事件事故、地域のイベント、農業、スポーツなど取材する分野は幅広く、自分にとっての“未知の世界”に出会うチャンスに溢れています。

 横浜市出身で、政令市以外に住むのは人生で初めて。アットホームな雰囲気、松山踊りをはじめとする盛んな祭りなど、地域の豊かさにはまっています。

思い出


社会を動かすきっかけに

 2018年7月に発生した西日本豪雨は、管内でも大きな被害を引き起こしました。普段ゆったりとした流れの高梁川がゴーゴーと音を立てて波打ち、取材先から帰ろうにも道路は冠水。地面が崩れて足元が不安定な現場で、必死に写真を撮り動画も撮影しました。今考えると危険と背中合わせでした。

 後日被災した方々にインタビューした際には、前を向こうと踏ん張る姿に、人間の強さを感じました。ある時はボランティアを取材。復旧作業をしている人の手を止めて話を聞くことに後ろめたさもありましたが、記事化によって支援の輪が広がると考え、仕事に徹しました。

 自分一人の力で直接何かを変えられるわけではありません。しかし、地方紙の記者として、生活に密着した身近な課題を世の中に発信することで、社会をより良い方向に向かわせることができると信じています。

私の仕事って?


記憶に残る記者になりたい

 支局に赴任して数カ月ですが、取材先で、かつて支局で活躍した先輩記者の名前や思い出話を耳にすることがあります。共通するのは、「この地域のために」という視点で、いいことも悪いことも書いてきたという点。憧れの先輩たちを目指し、試行錯誤しています。

鈴木 省吾(すずき しょうご)

高梁支局

2016年4月入社。国際政治経済学部卒。

横浜市出身。報道部社会班(岡山中央署クラブ)、政治班(岡山市政記者クラブ、県政記者クラブ)を経て2018年6月から現職。関東から友達が遊びに来ると、成羽美術館や吹屋ふるさと村を案内するのが定番になっている。