INTERVIEW

- 現場を駆ける先輩たち -

NIE推進部の仕事


「教育」と「新聞」を結ぶ

 毎週日曜日発行の子ども新聞「さん太タイムズ」の取材編集や、教育現場でのNIEの取り組みを紹介する紙面(朝刊)を担当しています。小、中、高校、大学などで「出前授業」を行い、新聞の読み方をアドバイスして新聞に親しむ手伝いをするほか、子ども記者を募集して年2回「山陽子ども新聞」を発行したり、「おかやま新聞コンクール」の主催、岡山県NIE推進協議会の事務局も担っています。また、ラジオでもNIE活動のPRをしています。

 「さん太タイムズ」は、テーマを決める企画段階から現場への取材、執筆はもちろん、紙面のレイアウトまですべてNIE推進部の記者が担っています。小学生から大学生、時には大人向けにも行う出前授業は、受講者層に合わせて内容を変えます。多目的活動車「さん太」で出前授業の様子を記事にしたカラー号外を刷り出すこともあり、毎回とても喜ばれています。「来てよかった」と思う瞬間です。

思い出


出前授業で時間配分に失敗

 初めて出前授業を担当したとき、時間配分に失敗しました。小学4年生が対象だったのですが、緊張のあまり早口になり、準備した内容が見込みより早く終わってしまいました。即席でクイズを出したり、予定になかった話を加えたりしましたが、まとまりがない内容で子どもたちの多くは途中で飽きてしまいました。

 「さん太タイムズ」に掲載しているワークシートを使ったり、現役の小学校教諭からアドバイスをもらったりするなど、授業を楽しんでもらえるよう努力を続けています。出前授業が、新聞を読む習慣をつけてもらうための「種まき」となればいいなと思っています。

私の仕事って?


「未来の読者」を育てたい

 「さん太タイムズ」の読者は小中学生が中心です。だから、読みやすく分かりやすい紙面作りを、とことん追求しています。子どもが興味を持ちそうな、また関心を持ってもらいたいテーマを選び、難解な言葉を避けて分かりやすく書くのはもちろん、子ども好みの明るい色使いで目を引く紙面を、と心がけています。そのため、子ども向け雑誌や絵本などを積極的に見て、言葉選びやデザインを工夫しています。

 どんなに面白い記事を書いても、手にとってもらわないと意味がありません。新聞に対するハードルを低くして、「未来の読者」を育てたいと思います。

矢根 美紀子(やね みきこ)

読者局NIE推進部

2002年4月入社。文学部卒。

「知りたがり」な性格で、最新情報にいち早く触れられる、とマスコミを志望した。社会部(現報道部)、笠岡支社、ニュース編集部、編集委員室などを経て2017年9月から現職。同業の夫と小学生、保育園児の2人の子どもがいる。