吉備の環プロジェクト

気候変動、デジタル化、コロナ禍…
私たちを取り巻く環境は激変しています。
より良い郷土をいかにつくるべきか。
山陽新聞社は皆さまの声を聞きながら
郷土の魅力を見つめ直し、
地域のイノベーションを加速させます。

吉備の環プロジェクトとは

 「新しい岡山(くに)」づくりを目的に山陽新聞社が取り組むプロジェクトです。

 地域課題の解決を図る活動「吉備の環アクション」を展開しています。

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吉備の環アクション

 本社と関連各社の社員が3人1組でつくる「吉備の環プロジェクトチーム(PT)」38組が岡山県内各地を訪ね、その土地の魅力を再発見するとともに、出会った方たちから地元の課題やニーズを伺いました。その声をもとに、地域の人たちと一緒に課題の解決や魅力創出を図る活動「吉備の環アクション」を進めています。

 報道などで個人、団体の活動を後押しするだけでなく、社会課題にも取り組んでいます。

吉備の環アクション「里海 未来へ」

 私たちが親しみ、多島美を誇る瀬戸内海。ペットボトルやレジ袋などプラスチックごみによる海洋汚染が深刻化しています。プラスチックごみの大半は陸の日常生活で捨てられ、川や用水路を通って海に流れ込んだもの。劣化して微細化したマイクロプラスチックを魚が体内に取り込むなど、生態系への悪影響が懸念されています。

 山陽新聞社は2022年10月、瀬戸内海の海ごみを削減し豊かな環境づくりを進めるため、吉備の環アクション「里海 未来へ」をスタートしました。住民の皆さん、団体・企業、自治体などと力を合わせ、川ごみの回収や啓発活動を通して〝海にごみを出さない〟機運を広めていきます。一緒にできることから始めませんか。

連載企画

「吉備を環る」

 岡山県を南北に貫く旭川、吉井川、高梁川の三大河川は人々の命と暮らしを支え、山陽道など縦横に行き交う道とともに豊かな歴史、文化、伝統を育んでいます。

 連載企画「吉備を環(めぐ)る~地域をみつめ 未来をひらく」では、吉備の風土を形作ってきた川と道をたどりながら、歴史や先人の足跡を丹念に拾い集めます。アフターコロナの時代の持続可能な「くにづくり」のヒントも探します。

 2021年内は三大河川を、22年の年明けに山陽道から街道編をスタート予定です(図)。皮切りは旭川で、新庄村の源流域から児島湾へ向けて下ります。

「岡山県政150年」

 1871(明治4)年8月29日(新暦。旧暦は7月14日)、明治新政府により廃藩置県が行われました。岡山地域では14県が置かれた後、5年後にほぼ現在の県域ができました。

 大名統治の分権型支配から中央集権国家への転換を図った廃藩置県から150年。連載企画「岡山県政150年」では明治、大正、昭和、平成のさまざまなエポックを振り返ります。

 少子高齢化や人口減少など従来からの社会課題に加え、新型コロナウイルス感染症の克服という難題も立ちはだかるいま、「温故知新」の精神で、岡山県政の1世紀半を見つめ直します。