吉備の環プロジェクトチーム(PT)は5月11~13日、岡山市南区、東区を巡りました。同市内を訪ねるのは今年1月の中区、市中心部に続いて2回目。今回は3日間を通じて天候には恵まれませんでしたが、地域で活動する方々との出会いがふんだんにあり、どんよりした空模様とは対照的な晴れやかな思いで活動することができました。
印象的だったのは2日目に訪れた東区西大寺地区の五福通り。大正から昭和初期に流行した「看板建築」や江戸、明治期の商家が残るレトロな街並みを、西大寺井戸端会議事務局の森家孝明さんの案内で歩きました。森谷さんは自身が営む畳・敷物店(店は300年前から続いているそう! 現在の建物は明治期の築造)で蓄音機を使って古いレコードを聴かせてくれました。そんなレトロな町並みでは近年、若者の起業も相次いでいるそうで、まちが新陳代謝しながら生き続けていることを実感できました。
このほか初日は南区で旧灘崎町エリアや児島半島の光南台地区で、寺院や農産物販売所などを探訪。岡山県内有数の二条大麦の産地児島湾干拓地では、麦秋を迎えて揺れる黄金色の穂に思わずカメラを向けました。最終日は旧瀬戸町地域や上道地区を巡り、明治中期創業で味噌(みそ)や甘酒などを代々製造する老舗を訪ねたり、地域住民の足の確保に知恵を絞る方々と懇談したりしました。
活動の様子は吉備の環プロジェクトのツイッター(https://twitter.com/kibinowa)でご覧いただけます。
吉備の環PTは5月中は、真庭市落合・勝山・久世地区(16~18日)、岡山市北区御津・建部地区(18~20日)、新見市哲西地区、高梁市川上・備中地区(23~25日)を訪ねる予定です。各地にお住まいのみなさんからの情報提供をお待ちしています。
(写真は、東区西大寺地区の五福通り。森谷さんが指をさしながらPTメンバーを案内してくれました)