活動紹介

【前浜もんいただきます】クロダイ消費拡大へ 岡山県漁連

 岡山県漁連(岡山市南区浦安南町)が2024年度から、瀬戸内海の地魚・クロダイ(チヌ)の消費拡大に乗り出しています。かつては高級魚とされたものの、養殖魚などに押され、食卓に上る機会が減少。価格が低迷して漁師が取らなくなったことから、相場より高い固定価格で買い取る仕組みを創設しました。漁師が再び積極的に取るよう促すとともに、集まった魚の身を地産地消の食育や販路拡大に活用します。クロダイによる養殖ノリやカキの食害も指摘されており、消費者にあらためておいしさをPRし、食害も防ぐ考えです。

 前浜もんは地元の海で取れた魚介類のこと。瀬戸内海では多彩な地物が水揚げされ、豊かな魚食文化を育んできました。一方で、流通事情や魚離れで食べる機会は年々減少。山陽新聞社は新たな「吉備の環(わ)アクション」として、漁業者らの活動紹介や啓発イベント開催を通じ、海の豊かな恵みを守り、次代に継承する取り組みを支援していきます。

(記事はこちら=クロダイ消費増へ 固定価格で買い取り)

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