全国でも珍しいという市民参画の古墳発掘が今秋、いよいよ始まります。舞台は、真庭市北房地域の荒木山古墳。３世紀半ば～４世紀に築かれた東塚と西塚からなり、約２５０もの古墳がある地域内で最古級とみられる貴重な財産だが、近年は草木に埋もれ、忘れられつつありました。危惧した住民が顕彰会（現北房文化遺産保存会）を立ち上げたのは２０１６年。東西の塚のやぶを切り開き、１８、１９年度は市、同志社大との３者で磁気探査装置などを使い、墳丘を掘らずに調査を行いました。さらに今回は作業員を広く公募し、住民らが指導役もこなすということです。
山陽新聞社は「吉備の環アクション」として、発掘を巡る市民の動きを紙面などで報道。地域遺産を受け継ぎ、次代へつなげるためのヒントを探ります。
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