岡山県内有数の港として栄え、昔ながらの港町の風情が残る瀬戸内市の牛窓町地区。地区に魅せられた住民有志らのグループ「牛窓話茶会」が、地元のお年寄りの証言を集め、消えゆく地域の歴史を記録するプロジェクトを進めています。
かつて地区では郷土史家が1981年から94年まで郷土雑誌「牛窓春秋」を発行。〝町民による町史づくり〟を掲げ、住民からの寄稿などを集めて計3千ページに上る記録を残しました。会は先人にならってお年寄りへの聞き取りを重ね、地域の盆踊り「えいと」を復活。今秋にも「牛窓夏冬」のタイトルで、「えいと」を特集した冊子をまとめる予定です。
山陽新聞社は地域の課題解決や魅力創出を図る「吉備の環(わ)アクション」を展開しており、牛窓話茶会による住民の証言を後世へ伝える取り組みを紙面掲載などを通じて支援します。
(記事はこちら=牛窓話茶会、先人の記憶次世代へ 復活した盆踊りの冊子発行)
お年寄りの話を聞く牛窓話茶会のメンバー