プラン3にいみの光山田方谷ゆかりの地を巡る

  1. 岡山駅(8:13発)=やくも3号=新見駅(9:14着)

  2. 10:00~11:30

    「大佐山田方谷記念館」

    幕末の陽明学者、藩政改革者、教育者として知られる山田方谷(1805~77年)は明治維新後、大佐町に移住。私塾小阪部塾で教育に生涯を捧げました。

    記念館では方谷の偉業を称え、残存する書籍や4歳の時に書いた板額「つる」などゆかりの品、業績や年譜の説明パネルなどを展示しています。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    大佐山田方谷記念館
    住所
    岡山県新見市大佐小南323-3
    開館時間
    10:00~16:00
    閉館日
    月、火曜(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
    入館料
    300円
    TEL
    0867-98-4059
  3. 11:40~12:00

    「方谷庵」

    山田方谷が隠棲後に母の出生地へ自ら建てた小庵で、外祖父母を祀る持仏堂と3畳の仏間、床の間を中心とした平屋の簡素な建物。岡山県指定史跡。

    母や外祖父母のお参りにと、母方の先祖の弔いが母の供養になると考えたのでしょう。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    方谷庵
    住所
    岡山県新見市大佐小南281(金剛寺)
    TEL
    0867-98-4059(大佐山田方谷記念館)
  4. 12:10~12:20

    「方谷園」

    明治3(1870)年、山田方谷が陣屋跡を改装して開いた小阪部塾跡地。同10(1877)年6月26日、方谷は73歳のときこの地で門弟に見守られながら永眠しました。

    勝海舟揮毫、三島中洲撰文による高さ7.3メートルのオベリスク「方谷山田先生遺蹟碑」が建っています。新見市指定史跡。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    方谷園
    住所
    岡山県新見市大佐小阪部
    TEL
    0867-98-4059(大佐山田方谷記念館)
  5. 13:00~13:50 昼食

  6. ちょこっと寄り道

    「丸川松隠、山田方谷像と碑」

    新見市役所駐車場にある江戸時代の儒学者・丸川松隠(1758~1831年)と山田方谷のブロンズ座像。新見藩の儒学者だった松隠が、後に備中松山藩の財政改革に尽力することになる幼少期の方谷に教えを説く姿を表現していて、師匠と弟子の在りし日を想像できます。

    新見ライオンズクラブ認証50周年事業で作成されました。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    丸川松隠、山田方谷像と碑
    住所
    岡山県新見市新見310-3(新見市役所)
    TEL
    0867-72-6136(新見市商工観光課)
  7. 14:00~14:20 思誠館跡碑・方谷ゆかりの藩校跡地


    ポイント

    「丸川松隠顕彰碑」

    思誠小学校の裏山に立つ石碑。丸川松隠は新見藩思誠館督学(校長)を務めた日本でも有名な儒学者。揮毫は近衛文麿(元総理大臣)、撰文は佐藤一斉(江戸昌平黌の学頭であり丸川松隠とは学友、著書に「言志四録」)。佐藤一斉が松隠は非常に優れた学者であったと撰文に。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
  8. ポイント

    「思誠小学校の校舎壁」

    中国古典「孟子」の一節(誠は天の道なり、思誠は人の道なり、至誠にして動かざるものいまだこれあらざるなり)が刻まれています。藩校思誠館のいわれを記したものでしょうか。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    新見市立思誠小学校
    住所
    岡山県新見市新見1970-1
    ※小学校敷地内には許可なく入れません。
  9. 14:30~15:10

    「新見御殿町」

    江戸時代に初代新見藩主関長治侯によってつくられたまち。御殿(官邸)を建て、そこで政務を執られていたことにちなみ、この地区を新見御殿町といっています。

    江戸、明治の風情を残す町並みで方谷ゆかりの思誠小学校敷地は近隣、ひな人形飾り、土下座まつりなどイベントも盛んで、まち歩きガイドもあります。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    新見御殿町
    住所
    岡山県新見市新見
    TEL
    0867-72-1177(新見市観光協会)
  10. ポイント

    「土下座まつり(御神幸武器行列)」

    初代新見藩主関長治候のお国入り以来300年以上続いているお祭りで、毎年10月15日に開催。市民が侍行列と観衆に分かれて盛り上げています。

    先頭は土下座していない人を見つけるとその人を指し行列を止め、静かになるまで動きません。侍行列が進むと会場の活気も戻ります。

    新見の歴史文化の絵巻になっていて、中心市街地のアイデンティティを可視化する大切な祭り。10月15日と決められているので平日開催も仕方なし。

    紹介者
    岡山大学研究・イノベーション共創機構准教授 岩淵泰氏
  11. 15:20~16:00

    「新見美術館」

    新見市出身で文人画家・富岡鉄斎の研究家でもあった故・横内正弘氏から寄贈を受けた美術品約350点を元にオープンし、現在では1300点余りの作品を収蔵。

    新見庄展示、たまがき書状レプリカ、丸川松隠漢詩などがあり、新見の歴史探訪が可能です。

    ここからの新見の町並みもビュースポット。俳優・水彩画家の榎木孝明がスケッチをしに来ました。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    新見美術館
    住所
    岡山県新見市西方361
    TEL
    0867-72-7851
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    休館日
    月曜(祝日の場合開館。冬期のみ翌日休館)、12月27日~1月4日
    入館料
    展覧会によって異なる
    https://www.city.niimi.okayama.jp/usr/art/index.html
  12. ポイント

    「新見庄から未来へ続く歴史が残るまち」

    新見は古代・律令制の下統治されていた時代~明治初めまで、たたら製鉄が盛んでした。

    平安時代末期の新見庄に関しては、荘園領主であった京都東寺に「たまがき書状」をはじめ関係文書(東寺百合文書)が多く残されており、「中世は新見」と言われるほど現代でも当時の日本を知るために重要視されている歴史あるまちです。

    また楪城跡や新見御殿町と土下座まつり、思誠館、船川八幡宮、高梁川の水運など、室町~江戸、明治以降の近代にかけて、当時から残り当時を想像することができる文化や自然、町並みが現代にもたくさん残っています。

    新見の歴史は進学してから知りましたが、岡山の歴史を語る上でとても重要で避けては通れないまちだと考えました。

    また授業で学び実際の史跡やまちを訪れ、体験を通して学びを深められることができるこのまちはとても貴重な存在だと感じています。

    紹介者
    新見公立大学学生有志
  13. ちょこっと寄り道

    「城山公園」

    新見の桜の名所で、子どものころの花見の場所。小高い丘に位置し、新見の町が見渡せます。田山花袋の小説「布団」(新見が小説の脇舞台)の碑も。

    紹介者
    株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ取締役会長 宮長雅人氏
    城山公園
    住所
    岡山県新見市新見1077
    TEL
    0867-72-6118(新見市都市整備課)
  14. ポイント

    「若者とまちづくり」

    人口減少が続く新見市では、地元の若者を残す努力を進めていますが中々簡単ではありません。

    そんな中、2010年に市初の4年制大学・新見公立大学が誕生。また県立新見高校では毎年生徒が議会に陳情を提出していて、その中から採択されたものもあるなど若者のまちづくりを支援しています。

    JR新見駅の再開発も進んでおり、最近では地元住民のみなさんがワークショップに参加。住みやすいまちをつくるため、住民一体で頑張る姿が見えてきました。一朝一夕にはいきませんが、地域の活性化が進んでいます。

    紹介者
    岡山大学研究・イノベーション共創機構准教授 岩淵泰氏
  15. 新見駅(16:46発)=やくも22号=岡山駅(17:47着)

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