活動紹介

"飛び込み"で井原を駆け巡る

 吉備の環プロジェクトチーム(PT)の第12班が12月6~8日、井原市を訪ねました。星空版世界遺産とされる「星空保護区」に認定された美星町地区、特産ゴボウ「明治ごんぼう」が旬を迎えた芳井町地区、そして市中心部では商店街や井原駅などを巡り、それぞれの地で活動する皆さんから地域づくりに懸ける思いなどを伺いました。

 美星町地区では好天に恵まれ、美星天文台での夜間観望会で多くの星を見ることができました。旧美星町が1989年に全国初の光害防止条例を制定して以来、星空を守るための取り組みを進めてきたことに頭が下がる思いでした。スタッフの方が丁寧に解説してくださったおかげで、メンバーはすっかり天文ファンになりました。宿泊したペンションの客室にそれぞれ12星座の名前が付けられていたのも「なるほど!」。

 市中心部では街歩きしながら、新しくできた店舗や昔ながらの工場などを見学。古代まほろば館では、放送中の大河ドラマの主人公渋沢栄一に光を当てた特別展を通じて、井原との関係性を学ばせていただきました。高越城址をはじめとする歴史スポットにも足を延ばしました。井原駅では、観光客呼び込みに知恵を絞る駅長さんと懇談しました。

 最終日に訪ねた芳井町地区では、偶然出会ったゴボウ農家の男性が収穫作業を見学させてくださいました。故郷を離れて暮らす子どもや親せきらに「明治ごんぼう」を送るのはこの時期、この地での風物詩だとか。旧郵便局舎を活用して営むコーヒー店や、自家栽培の野菜でもてなすレストランといった印象的な店舗も訪ねました。

 3日間の活動では、飛び込みでお邪魔する機会が多かったにもかかわらず、各地で温かく迎えていただいたうえ、貴重な時間を割いて熱く語っていただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!

 (写真は、6日夜にお邪魔した美星天文台。美星町ならではの美しい星空に触れることができました)

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