吉備の環プロジェクトチーム(PT)は12月2~4日、新見市を巡りました。農業、観光、健康づくり...と分野は違っても、出会ったみなさんは一様に地域を愛し、まちの良さを発信しようと努めていることが印象的でした。
地域の現状や課題を聞くPT活動は、岡山県天然記念物の鍾乳洞・井倉洞(同市井倉)訪問から始まりました。西日本豪雨をはじめ、近年の度重なる浸水被害を乗り越えてきましたが、一方では閉店を余儀なくされた近隣店舗もあり、今なお被災の爪痕を感じずにはいられませんでした。続いてお話を伺ったのは、市中心部の「新見御殿町まち歩きガイドの会」。観光案内や大学生と協力した情報発信などに取り組むメンバーたちの表情は輝いていました。
2日目以降は、耕作放棄地にナッツやベリーを植える取り組みなどに乗り出した地域おこし協力隊員や、千屋牛の繁殖から肥育までを一貫して行っている哲多和牛牧場(同市哲多町田淵)などを訪問。雄大な自然の中、第一次産業の発展に懸ける思いを聞かせていただきました。共生高校(同市新見)では、全国的にも知られる強豪のeスポーツ部を訪問。活動に対する偏見もあるようですが、「ゲームは仲間と楽しむもの。eスポーツは仲間と高め合うもの」という言葉にはっとさせられました。
3日間の滞在中、草間台地のソバや千屋牛肉などの地元グルメにも触れることができました。心残りだったのは、時間の関係で大佐、哲西地区にまで足を延ばせなかったこと。次の機会にお邪魔できればと考えていますので、その節はよろしくお願いします。
(写真は、市中心部の城山公園から撮影した4日朝の市街地)