吉備の環プロジェクトチーム(PT)の派遣第8班は11月15~17日、吉備中央町を訪ねました。景勝地・宇甘渓(同町下加茂)をはじめ紅葉が見頃となった町内で、訪問先から紹介された人やスポットを巡るなど、縁が縁を呼ぶPT活動となりました。
初日は自家栽培果物を加工したお菓子の製造・販売に携わる夫婦を訪ねたほか、米や白菜などを育てる方々との語らいでは、この地での農業の現状をうかがうことができました。夜は地元住民を交えてバーベキュー。地域の将来をめぐって意見交換する中では、答えに窮する質問もいただきました。地域課題にどう立ち向かうか、紙面づくりなどを通じて引き続き皆さんとともに考えていきたいと思います。
2日目は、旧大和中学校跡(同町宮地)を活用した保護猫施設「ティアハイム小学校」からスタート。PTメンバーは給餌などの世話を体験しながら、人と動物が正しく共生するにはどうあるべきか考えたり、廃校跡地の利活用の在り方などについて見聞を深めたりしました。母乳ジュエリー制作や、昆虫食普及に取り組む方とも懇談しました。最終日は早朝から雲海撮影に出掛けたり、紅葉スポットを巡ったりと豊かな自然に触れました。
滞在中、郷土料理として知られる「くさぎなのかけめし」や、町内でとれたイノシシ肉を使った鍋といった"地元の味"に触れることができました。農家民宿では料理体験の機会もいただきました。あっという間の3日間。お会いしたみなさんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。
(写真は、紅葉が見頃を迎えた宇甘渓)