吉備の環プロジェクトチーム(PT)は4月6~8日、久米南、美咲の2町を回りました。岡山県南部在住のメンバー3人にとってはなじみの薄い地域でしたが、各地で温かく迎えていただき、3日間を通してまちの魅力を多面的に"発掘"することができました。お話を聞かせていただいた皆さん、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
初日に久米南町、2、3日目に美咲町を巡る行程。川柳のまちとして知られる久米南町は、県内を代表するユズ産地。スイーツやおつまみなどの商品開発にも力を入れており、商品開発に知恵を絞る生産者らの言葉に深くうなずかされました。宿泊先として利用させていただいた治部邸では、運営するNPО法人代表理事と懇談。基幹産業である農業の振興に向けた取り組みなどを聞かせていただきました。
「人口減を悲観的にとらえるのではなく、誇れる田舎をつくりたい」。美咲町では、移住者の生活支援に力を注ぐ町民男性に出合いました。空き家の有効活用策にも知恵を絞っているとそうで、取り組みを継続的に注目したいと思いました。町出身の実業家でジャーナリストの岸田吟香(1833~1905年)の顕彰活動を進める住民グループの活動を知ったほか、吟香ゆかりのご当地グルメ・卵かけご飯も味わいました。
歴史的スポットや、おしゃれなカフェやパン店なども各所にありましたが、3日間では回りきることができず後ろ髪を引かれる思いも。メンバーは近いうちに再訪することを誓い合いました。2町のみなさん、またお会いしましょう!
(写真は、美咲町にある岡山県内有数の桜の名所・三休公園。咲き始めたツツジと合わせ、濃淡のピンクが競演していました)