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「吉備の環アクション」始動

 岡山県新庄村で、樹齢100年超の地元産天然ヒノキをエレキギターに再生する取り組みが、村の若きギタービルダーの手で進められています(記事⇒ https://www.sanyonews.jp/article/1247119)。村が目指す「村産材の高付加価値化」に連動した取り組み。山陽新聞社は、地域の方々と連携して課題解決や新たな魅力の創出を図る「吉備のアクション」の第1弾として、ギター製作を起点に同村の林業の6次産業化をもり立てます。

 新庄村はヒノキ・スギ林に恵まれる一方、村内に製材機能がなく、伐採後はほぼ全て村外の市場へ搬出されています。村産材の加工や商品化など地産地消は進んでおらず、森林資源の有効利用が課題。

 ギター製作では、西日本豪雨の影響で伐採された天然ヒノキを素材として活用。独自性のある商品を地元で製造することで、林業の6次産業化に向けた新たな一歩と期待されています。

 吉備の環アクションは、持続可能なより良い郷土づくりを進める「吉備の環」プロジェクトの一環。山陽新聞グループのプロジェクトチーム(PT)や連載企画「吉備をめぐる」取材班が県内各地で聞き取った声をもとにテーマを選定します。

 第1弾は、新庄村を昨年11月に訪れたPTが、林業関係者からギター製作の動きを知ったのが縁となりました。山陽新聞社は今後、社のリソースを生かして村産ギターの情報発信や資金確保に取り組むほか、村産材の新商品開発などで協力します

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 山陽新聞社は、吉備の環アクションを岡山県内各地で展開します。地域の魅力や課題に関する情報をメール(kibinowa@sanyonews.jp)または電話(086―803―8091、平日)で寄せてください。

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