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用水路でごみ回収実験開始
岡山市・岡山科学技術専門学校

用水路に網を設置する生徒ら

海へのごみ流出無くせ 生徒の手で回収実験開始

岡山市の岡山科学技術専門学校の南側には、能登川用水があります。市中心部の西川用水から分かれて西へ流れ、やがて笹ケ瀬川に合流する用水路です。流域には繁華街や住宅街といったごみの発生しやすいエリアを抱えています。同校は、瀬戸内海の豊かな環境づくりを目指す同社の吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」に賛同。生徒たちの手で、下流に流れ込む海や川のごみを減らすため、ごみ回収実験に乗り出しました。

実験は、食品生命科学科の1年生10人が担当します。初回は、水島地域環境再生財団の塩飽敏史理事・研究員の指導を受けながら、用水路に網を設置しました。

生徒たちは胴長靴を着用して水に浸かり、農業用ネットをくくり付ける作業などを行いました。

塩飽さんから拾ったごみの説明を聞く生徒ら

設置作業の際、網周辺にすでにあったごみを拾いました。空き缶やびん、ポリ袋などがありました。塩飽さんはポリ袋が分解するとマイクロプラスチックとなることなどを説明しました。

実験は10月31日まで3週間続きます。1週間ごとにごみの種類や量を分析しながら、ごみを減らすための方策なども考えていきます。