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駐車場事業で台湾に支店開設
 —貴社の代名詞といえばコインパーキング事業の爆発的ヒットですが。
 車止めを地中に収納する「ゼロフラップ」など、昨年は国内シェアの4割に当たる24機種、1万5千台を販売しましたが、国内需要は飽和状態で4月中に台湾支店を台北に開設します。台湾では空き地が有効活用されず路上駐車が横行。現地の駐車場経営会社と契約し、初年度は台北、高雄に50カ所を整備します。フラップは上海の現地法人で組み立て輸入しており、台湾に拠点があればリスクも分散。今後、アジアでの事業拡大の足掛かりにします。
 —鋼材を自在に加工するロール成形機は創業以来の自社ブランドです。
 東京五輪に向けた首都圏の建設ラッシュで、ビル用建築資材や鉄骨を生産する大手から引き合いが増えています。五輪には2千万人もの外国人が来訪し食材備蓄用の冷蔵倉庫が必要になります。鳥インフルエンザ対策の鶏舎用もそうですが、特殊な断熱材で機密性が高い「サンドイッチパネル」の設備生産にもかかわっています。安全安心がキーワードの時代。不審車の進入を防ぐ「パワーボラード」の販売強化、防犯カメラの研究開発などセキュリティー分野にも本格進出したいですね。
 —ITを活用した経営が評価されていますが、今年2月から部門別採算制度をスタートされました。
 京セラのアメーバ(小集団)経営を参考に課・係単位でリーダーを選任、一人一人が付加価値を高め採算性を向上します。目標や成果を市場価格に直結した経営数字で把握。社員はやりがいや苦労を実感し経営者意識を持つようになります。若手を中心に主体的にマネジメントできる人材を育成、将来は女性を全体の5割に増やします。またIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を機械・システムに導入し効率の良い経営を目指します。
 —社名の由来は英田町(現美作市)の技術集団。東京一極集中という潮流の中で地元を拠点にしています。
 人口流出が深刻な地元の雇用創出を常に意識し、美作市に自宅を新築した社員には10年間、住宅手当を増額支給しています。先代から社長に指名され10年。モノづくりを通じて社会に貢献していますが、目標の「100年企業」というのは対外的実績でなく、社員の働きやすさを追求しなければなりません。中小企業から中堅企業へあらゆる面を再構築して、次代にバトンタッチすることが使命と思っています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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