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アジア市場拡大へ布石打つ
 —昨秋逝去された創業者・青山操男会長の遺志をどう受け継がれますか。
 山陽新聞賞(産業功労)も受賞されたモノづくり一筋の方でした。当社の機械は一人では作れず、社員が同じ強い思いで取り組まないといい物はできません。そのためには「モノを創る前に人をつくる」—。私は京セラの稲盛和夫名誉会長が主宰する「盛和塾」で、人生・仕事の結果は「考え方×熱意×能力」という方程式で表せると教わりました。創業42年。そういう気概で仲間と結束し、知恵と汗を出します。
 —2016年度の重点目標は。
 当社には、鋼板を自動車部品や建材向けに加工する冷間ロール成形機などを扱うRF事業部、無人駐車場管理システムのNIC事業部、破砕機の刃物を作る環境機器事業部があります。売り上げ前年比20%増—など五つの重点目標のうち、特に「お客様の課題を解決する提案を各事業部で月間3件以上行う」ことに注力。デフレで物は余り過去の実績にすがっていては注文は来ません。かゆい所に手が届くというか、既存製品・設備でも当社の技術でどう改善できるか議論します。社是でもある、国際社会に通用する「ちょっと進んだモノづくり」の真骨頂です。
 —新規事業も興味深いですね。
 本社に成形機の金型「フォーミングロール」の材料を在庫管理する工場が完成。従来は切断した材料を仕入れてメーカー向けに加工しており、納期までのリードタイムが速まります。また、産業廃棄物処理破砕機に使う刃物は東日本に営業攻勢をかけたいですね。東京五輪を控え、仮置き場の震災がれきを本格処理する動きがあり、地域貢献の意味でも民間や自治体に「低価格、長寿命」の刃物を提供できれば。
 —産業用機械で培ったコインパーキング管理システム。国内シェアはトップの4割で海外でも浸透中です。
 計24機種、昨年は国内外で1万5千台(約30億円)を販売。中でも、車止めを地中に収納する新型はバリアフリーの観点から好評です。同システムは都市部のコンビニなど需要が多様化し、遠隔操作で稼働状況を把握できるタイプを開発したほか、アラート機能付きも考えています。海外展開では上海工場が10年以上ですが、台湾・台北に事務所を構えるかもしれません。不況下で空き地の利用が停滞し、路上駐車も急増。既に数社の駐車場経営者と契約しています。アジアに市場を広げるため一つ一つ布石を打っていきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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