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2018トップインタビュー




駐車場システム海外販売に力
 —主力の駐車場機器システムは、国内トップシェアに加え、昨年から海外販売にも力を入れておられます。
 車止めを地中に収納する「ゼロフラップ」など国内での需要は伸びています。段差がなく車の運転が苦手な人でも止めやすい利点をPRし、ファンを増やしていきたい。昨年5月には初の海外拠点となる台湾支店を台北に開設し、今年3月の高雄を皮切りにコインパーキングを展開していきます。台湾は市街地の路上駐車が社会問題化しており、駐車違反や事故を減らすためにも駐車場の整備が急がれます。台湾を足掛かりに、将来的には中国などアジア各国に進出したい思いもあります。
 —経営にITを積極的に取り入れ、2017年度の「おかやまIT経営力大賞」の優秀賞に選ばれました。
 コインパーキングの遠隔管理システムを開発し、売り上げ動向をリアルタイムで把握し、機器のトラブルを素早く解消するなど、双方向で対応できるようにしました。産業機械にもIoT(モノのインターネット)を導入することで問題点をあぶり出し、顧客とともに改善策を見いだすことにつなげていきたいと思います。コンピューターやAI(人工知能)で賄えることは賄い、人は人にしかできないことを行う。そうした考え方を基本に、モノづくりを進めていきます。
 —産業機械の分野では、刃物の品質改善に取り組まれています。
 産業廃棄物の破砕、粉砕処理に使う刃物は、割れたり欠けたりしにくい高品質な製品が求められます。素材の加工や熱処理の工程を改善して寿命が長く、顧客の要望に沿った硬度や粘り強さを備えた刃物の製造に取り組み、19年中には新工場を建設することも検討しています。鋼板を加工する成形機は自動車用品に加え、東日本大震災後、建材用のニーズが伸びています。
 —会社を支える人材をどのように確保し、育て、経営に生かしますか。
 当社がある美作市の定住促進につなげる思いから昨年、市内に住宅を新築した社員へ総額300万円を補助する制度を設けました。地元に愛着を持って仕事に力を発揮してもらいたいと思います。京セラのアメーバ(小集団)経営を参考に一人一人が経営者意識を持つような人材を育て、公平に評価する仕組みで生産性の向上を目指します。女性の活用も重要で、社員に占める女性の比率を現在の約25%から50%程度に高めたいですね。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2018年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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