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現場力磨き、開発力を強化
 —昨年4月に社長に就任されました。この1年のご感想をお聞かせください。
 慌ただしく、また世界的には英国のEU(欧州連合)離脱問題、米国の新大統領誕生など激変の1年でした。その余波は今も続いています。しかし、こうした時代だからこそ守っていくべきものと、変化に合わせてこちらも変わっていかなければならないものの二つにしっかり対応することを心掛けてきました。前者は現場力、後者は開発力です。現場力とは社員個々人が常に改善を目指して安全に操業、品質のばらつきをなくし、コストダウンを図ること。開発力は厳しい競争の中にあるエレクトロニクスの世界では当然欠かせないものです。この二つの力を少しでも強くしたいと取り組んだ1年でした。もちろんこれからも続くテーマです。
 —製造されている機能材料とはどんなものですか。
 データ記録の磁気テープに使うメタル粉、コンデンサ電極用の銅粉、胃レントゲン撮影用の硫酸バリウム粉などが主な製品です。いずれも当社独自のナノテク技術(1ナノメートルは10億分の1メートル)を使って製造し、メタル粉は世界シェアの90%以上、硫酸バリウム粉は国内シェアの半分を占めます。またリサイクル事業も手掛け、電子材料から金などの希少金属を取り出しているほか、岡山市の委託で廃てんぷら油からディーゼルエンジン用燃料を製造。自動車解体後に出るシュレッダーダストを燃料に発電も行い、当社の工場電力の80%を賄っています。
 —地域貢献の一環として「児島湖花回廊プロジェクト」に取り組まれています。
 児島湖周辺を花いっぱいのウオーターフロントにする狙いです。市民の皆様がオーナーになって育てていただいている河津桜は5千本を超えました。満開に合わせて3月に開催した「さくらまつり」は今年8回目となり、ふれあいミニ動物園や未来の車の展示など新趣向の催しに、お年寄りから子どもまで約2万人のご来場がありました。今後も楽しい祭りになるよう努めていきます。
 —今後の展望をお聞かせください。
 現場力を磨き開発力のさらなる強化、スピードアップを図ります。幸い岡山の研究開発部門はグループの中でも最大規模の頭脳集団で、新製品の具体化へ力を注ぎます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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