main_title.png


家庭の不用品が違法に海外へ
 —現況をお聞かせください。
 私たちの身の回りでは、あることが問題となっています。それは、道端や軽トラック、ちらしを利用した廃家電製品などの不用品回収です。実はこのほとんどが無許可で行っている違法な回収なのです。環境省の調査ではその多くが不適切処理や海外へ不正輸出され、国際的な環境汚染や健康被害をもたらしていると報告されています。資源相場が下がっている影響で放置されたままの場所もあり、鳥取県は今月1日、全国初の「鳥取県使用済物品等の放置防止に関する条例」を施行、業界もその成果に注目しています。
 —昨年、新規事業として各家庭の不用品を分別回収し、再資源化する「えこ便」のサービスを始められました。
 家電リサイクル法の正規ルートでリサイクルされるものは廃棄品の約半数で、無許可業者に預けてしまう人が多いのが現状です。そこで正しいリサイクルの仕組みを伝える“情報発信基地”として、昨年7月、岡山市北区西古松に「えこ便」1号局を開設。気軽に利用できることからお客様に大変喜んでいただいており、会員数は8000人を超えました。今年は岡山市南区並木町、同市中区高屋にも開局予定。県外では鳥取県米子市に今月15日オープンします。「えこ便」があることが街の住みやすさの基準の一つになればと思っています。
 —世界トップシェアの車載スピーカーに、平林金属が提供する高品質のリサイクル原料が使われています。
 徹底分解・徹底選別されたリサイクル原料へのこだわりから技術開発部を持つのが当社の強みです。汚れや不純物をいかに取り除き、高純度で高精度のモノづくりを展開していくか。不可能といわれたミックスプラスチックの資源化に成功し、社員のモチベーションも上がっています。われわれは静脈産業で脚光を浴びる機会は少ないですが、今後も社会のニーズに応えられるよう挑戦し続けます。
 —今後の方向性については。
 循環型社会を進めるうえでリサイクルは尊いことだと思います。捨ててしまえばゴミですが、きちんと回収し、専門的な能力と技術で資源化すれば商品になります。当社には“もったいない精神”が根付いています。リサイクルの効率化に向けた技術・設備の開発を独自に行い、地域に貢献できる正しいリサイクル活動を提案していきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ