製品としての新聞をつくる
情報社会の一翼を担う新聞社は、情報発信メディアの「新聞」という製品をつくるメーカーとしての顔を持っています。制作技術局は、新聞製作を行うコンピューターシステムの管理・運用と、印刷工場への紙面データの送信に加え、工場の印刷工程の作成と印刷した新聞の販売所への輸送を担当しています。きれいな新聞が、毎日定時に読者に届くよう努めています。
システム部 システムで編集を支える
新聞づくりの主役となる新聞製作システムはクラウドで運用しています。取材から出稿、専用端末での紙面レイアウト、紙面データの送信、さらにデジタル部門へのスムーズな配信といった編集部門を支えるさまざまなシステムの安定した運用と管理を行っています。より良い紙面を素早く提供するための自動処理の構築や、既設の新聞製作システムだけに頼るのではなく、記事や写真の出稿を迅速・効率化するシステムの社内開発も手掛けています。また記者用パソコンのヘルプデスクも大切な業務です。
工程管理部 印刷、輸送の司令塔
印刷工場で新聞を印刷し、定時に販売所に届ける「司令塔」です。製品としての新聞を印刷する早島、倉敷両工場の稼働から販売所への輸送までを一貫して管理しています。印刷では工場と連携して山陽新聞と受託印刷紙の印刷工程を策定。輸送では販売所までのルートや新聞の到着時間を定めた路線図を作成しています。毎日、印刷工程や輸送を監視し、印刷機械にトラブルがあったとき、悪天候や災害などの場合には、迅速な指示を出して対応しています。