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山陽新聞創刊140周年記念連続シンポジウム

「令和時代の地域をつくる」
第5回 「地域学のススメ」

 国は地方創生の旗を振ってきましたが、東京一極集中は加速し、人口減少や高齢化、経済低迷などで地方の衰退に歯止めがかかりません。危機的ともいえる状況の中、持続可能で活力のある地域をどうつくっていくか。山陽新聞社は昨年の創刊140周年を記念し、地域課題と真剣に向き合い、解決の道を探る地域づくり連続シンポジウム(計5回)を1年余りかけて開催しています。議論の方向性は、コロナ時代の社会の在り方と大きく重なります。第5回のテーマは「地域学のススメ」です。連続シンポの締めくくりとして「宣言」をまとめます。

第一部 基調講演

[講師]大正大学地域創生学部教授(地域連携・教育) 浦崎 太郎氏
次世代の育成は地元のチーム化から
浦崎 太郎氏
 日本を取り巻く環境が工業社会から情報社会(インターネット社会)へ置き換わり、さらにAI(人工知能)社会への移行が想定され、子どもたちが身につけるべき力も激変しています。規格品の大量生産に即した定型作業や知識に代わり、答えのない課題への対応力や価値創造などが重要となります。そうした力は学校の中だけで身につけることはできず、地域社会との連携が欠かせません。地域の多彩な顔ぶれがチームとなって未来を担う子どもたちを迎えることで進むべき道も見えてきます。「次世代が育つ鍵は、地域の大人がチームとなること」。そんな将来像を皆さまと共有できたらと思っています。
うらさき・たろう 1965年、岐阜市生まれ。広島大大学院教育学研究科修了。岐阜県立高校の教諭などを経て2017年から現職。高校と地域が協働する体制の確立に向けた支援を全国各地で展開中。中央教育委審議会学校地域協働部会専門委員、文科省高校教育改革に関するアドバイザーなども歴任。

第二部 パネルディスカッション

未来を担う人材づくり

 持続可能で活力ある地域をつくるために欠かせないのが人材の育成。若者が地元を知り愛着を持って地域を担うようになってもらい地方創生につなげたい。社会教育や学校教育、経済界の関係者らの取り組みから道筋を探ります。さらに、連続シンポジウムの締めくくりとして、「自分ごと」としての地域活動の実践などを求める「岡山宣言」をまとめる。

◆パネリスト

松田 欣也氏経済界代表 津山商工会議所会頭(岡山県教育委員)
松田 欣也
鍵本 芳明氏教育行政代表 岡山県教育長
鍵本 芳明
柏原 拓史氏社会教育実践者 NPO法人だっぴ代表理事
柏原 拓史
久常 宏栄氏教育現場の実践者 津山東高校主幹教諭
久常 宏栄

◆モデレーター

石原 達也氏NPO/NGOによる
SDGsネットワークおかやま会長
石原 達也
岡山 一郎 山陽新聞社編集委員室長
岡山 一郎

開催概要

日時
9月19日(土) 14:00~17:30
会場
山陽新聞社さん太ホール(岡山市北区柳町2-1-1) →Googleマップで確認する
定員
80名
参加費
無料
主催
山陽新聞社
協賛
英田エンジニアリング山陽学園大学中国銀行両備グループ
後援
岡山県、岡山県教育委員会
申込方法
定員に達しましたので申込受付は終了しました。
申し込み専用フォームか、はがき、FAXのいずれかに
①郵便番号 ②住所 ③氏名 ④年齢 ⑤職業 ⑥電話番号 ⑦参加人数 ⑧メールアドレス
を明記のうえ、下記宛先までお申し込みください。先着80名様に聴講券を発送いたします。

※ご応募いただいた個人情報(郵便番号・住所・氏名・電話番号・職業・メールアドレス)は、山陽新聞社が責任をもって管理し、聴講券の発送のみに利用します。
はがき
〒700-8634 岡山市北区柳町2-1-1
山陽新聞社「140周年記念シンポジウム」係
FAX
086-803-8011
Web
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お問い合わせ
山陽新聞社「140周年記念シンポジウム」事務局
TEL.086-803-8055(平日10:00~17:00)