プレミアム倶楽部

2025トップインタビュー




時代が求める医療福祉人を養成
 —川崎医療福祉大学医療福祉学科に本年度から初等・特別支援教育コースが新設されます。
 本年度よりスタートした初等・特別支援教育コースでは、小学校と特別支援学校の教員免許が取得できます。昨今、自閉症などの発達障害のある子どもが増えていると言われており、教員にも専門知識が求められています。本学科では長年の医療福祉教育や自閉症支援の「TEACCHプログラム」の教育などを行ってきた実績があります。それらを生かし、教育の専門性に加え、自閉症などの発達障害の支援を学び、あらゆる児童へ適切な対応ができる教員を養成します。特別支援教育では視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱の5領域すべてを学び、一人一人に寄り添える教員を育てます。
 —子ども医療福祉学科は医療保育学科に名称変更されます。
 子ども医療福祉学科は、もともと短期大学に3年制で開設した医療保育科を4年制に改組した学科で、医療に強い保育者の養成に努めてきました。近年、幼稚園や保育園でも医療的ケア、障害への支援を必要とする場面が増えており、今まで以上に社会的ニーズが高まっています。改めて障害や疾病のある子どもたちにしっかりと対処できる人材の養成を目指し、医療保育学科に名称を変更します。
 —医療情報学科は医療データサイエンス学科に名称変更されます。
 医療現場には、電子カルテなどの管理、CTやMRIなどの画像診断支援、遺伝子情報の解析など医療の専門知識を持ち、加えてビッグデータを活用できる人材が不可欠です。川崎学園には医科大学と三つの大学病院があります。医科大学の教室でデータ解析を学べたり、大学病院で最先端の医療や難しい疾患に関する情報を扱えたりする環境は他大学にはありません。実践教育で優れた人材を養成します。
 —川崎医科大学新本館棟プロジェクトが始動します。
 外来や病棟などがある本館棟は建設から50年がたち、耐震の問題や設備の老朽化もあって全面建て替えを計画しています。現在の地で診療と教育を継続しながら、創業から100周年を迎える2038年の完成を目指して「創業100周年記念事業」として施工します。最先端の高度医療を整備して、よりよい地域医療の提供を目指します。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ