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2021トップインタビュー




AI活用しスマホで制服採寸
 —学生服業界での貴社の新たな取り組みを教えてください。
 時代の変化に対応したイノベーションによるサービス力向上が欠かせません。当社はかねてお客さまの利便性向上のため人工知能(AI)を活用した制服採寸サービス「スマート採寸」の開発を進め、2021年度から全国で本格展開します。制服の採寸は入学予定者を集めて一斉に行うのが一般的ですが、このサービスは採寸から注文までスマートフォン一つでできます。身長や体重などを入力し、全身写真を送信するとAIが最適サイズの制服を提案する仕組みです。密を避けられ、コロナ禍の時代にマッチしたサービスにもなりました。
 —20年度のグッドデザイン賞に選ばれた「MIENNE(ミエンヌ)」シリーズなど、独創的な技術を生かした製品で市場を切り開いてきました。
 160年を超える歴史の中で積み重ねてきたノウハウを集結し、学校生活のさまざまなシーンを想定して、耐久性や機能性、着心地にこだわったスクールウエアを提供してきました。下着の透けという児童生徒の悩みを解消するミエンヌもその一つ。酸化チタンを練りこんだ糸などで可視光線を大幅にカットし、白色でも下着が透けにくくなっています。現在、全国約200校で体操服として採用されており、21年度からはスクールポロシャツもラインアップに加わります。
 —学校や子どもたちを応援する事業にも力を入れておられるとか。
 制服供給だけでなく、学校が抱える課題解決を支援するスクールソリューション事業です。プログラミングやアクティブラーニングなどを盛り込んだ20年度以降の教育改革で、学びを支える「ひとづくり」など教育現場の対応力がより問われることになるでしょう。そこで19年、同事業を分社化し「カンコーマナボネクト」を設立。キャリア教育、魅力ある学校づくり、学校の業務改善などをサポートしており、引き合いは多いです。現段階で収益性が高いわけではありませんが、今後の成長戦略を描く上で学校との関係強化は不可欠。さらに専門的なプログラムの開発を進めます。
 —今後の展望を教えてください。
 AIやIoT(モノのインターネット)の導入で工場の自動・省力化をさらに進め、生産性を高めます。時代に合った仕組みを取り入れて進化を続け、当社の独自性を発揮していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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