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2025トップインタビュー




スポーツ、環境で社会に貢献
 —昨年5月、バスケットボールB3「トライフープ岡山」の全株式を取得されました。
 2026年9月のシーズンから新しいBリーグが始まります。トライフープは2部に当たるB.ONE参入を目指しており経営母体を大きくしたいということでお声かけいただきました。学生服や体操服を作っているわれわれは、目標を掲げて団結して取り組むスポーツは学校生活と関連が深いと考えています。そんな中、プロチームの応援も一つの選択肢だと思っていたのでお受けしました。バスケは人気があり集客が見込めます。岡山市が計画している新アリーナが核となり商業施設を含めて一つの街ができればいいですね。
 —新たに女子ハンドボールチームも立ち上げたそうですね。
 「デレフォーレ岡山」といいます。岡山弁の「でえれえ」(すごい)+「ほおれ」(投げろ)から名付けました。私は岡山県ハンドボール協会の会長をさせていただいており、プロチームが欲しいという声を聞いていました。一時引退していた角南果帆選手(倉敷市出身)が現役復帰し、トライアウトも実施してメンバーを集めています。早ければ26年シーズンからプロのリーグHに参入したいです。トライフープもデレフォーレもカンコーの名前を出して広告効果を狙うより、広く市民に愛してもらえるチームづくりをコンセプトにします。
 —環境面での貢献も進めておられます。JEPLAN(ジェプラン)社と協業する制服、体操服の回収プロジェクトはどれくらい浸透していますか。
 現在50校以上に回収ボックスを設置してもらっています。「服から服をつくる」リサイクル技術は画期的です。繊維産業は環境負荷の大きな業界だと言われており、真剣に取り組まないといけません。
 —感覚過敏の方に向けた「やさしいワイシャツ」も開発されました。
 見た目が統一されていないと制服(ユニホーム)になりません。「みんな同じものを着たいけどチクチクして着られない」といった事情がある方に寄り添う姿勢はとても大事です。われわれは売上至上主義ではなく、環境の面やプロスポーツ支援、個々に寄り添う姿勢などを大切にし、学校を取り巻く環境改善に取り組む企業でありたいと考えています。社会づくりに貢献することが、社員にとってもやりがいにつながると信じています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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