プレミアム倶楽部

2021トップインタビュー




新技術・加工方法で「未来」提供
 —社長就任4年、中期経営5カ年計画が折り返しを迎えた昨年の業況は。
 ものづくり企業にとって、コロナ禍でエンジニアや営業マンが往来できない状況は大きな痛手でした。一方、約3500社の取引先の中には自動化などコロナ対策が進んでいる業種もあり、そうした企業への営業を強化しました。特許権や意匠登録を6件取得するなど、できる企業努力を行った成果もありました。中期経営計画のテーマは「顧客に未来を提供する」。顧客満足度を高めるのに加え、さらに一歩先を読んだ新たな技術や加工方法を示し、開発を提案していきたい。
 —コロナ対策はどのように。
 感染対策はもちろんですが、営業面ではコロナ禍前の2018年から、画面上でリアルタイムの図面のやり取りができるリモート商談ツールを活用してきました。ITやリモート化を一層進めるとともに、リモート会議の際のコミュニケーション能力向上を図る社内教育にも取り組みたい。移動や時間の短縮化が進むコロナ後を見据え、より経営の効率化を構想していきます。
 —女性の活躍を推進するプロジェクトを発足したそうですね。
 3月8日の国際女性デーに合わせてプロジェクトチームを立ち上げました。業界はまだまだ男社会。その環境を変え、女性が活躍できる環境づくりと現状のものづくりにプラスアルファした女性目線に立ったものづくりの推進を業界に先駆けて行いたい。チームメンバーは女性。働きやすい職場環境と女性の積極雇用を可能とする仕組みづくりを担います。まずは女性営業職の増員、次に女性製造オペレーターの育成、そして女性管理者も設けて会社全体の女性雇用率を向上させます。
 —今年取り組みたい改善点などは。
 製造面では特許取得などを引き続き進め、高品質の製品づくりを目指します。社内環境に関しては、いち早く取り組んできたデジタル経営の次のステップとして、集積した膨大なデジタルデータを活用し、営業マンのアシストや新人教育、生産管理、製造システムにAI(人工知能)を導入していきたい。CAD(コンピューター利用設計システム)を利用したウェブ見積もりの導入も検討中です。社員の「考動」を促し、個人顧客を対象にしたBtoCへの展開も期待したい。東日本大震災を機に東北に拠点を構えて9年。来年度中には東北事業所(福島市)を一層充実させる予定です。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ