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2026トップインタビュー




規模生かし質の高いサービス
 —地域密着の多様なサービスを展開されています。
 介護老人保健施設・恵風苑(岡山市中区今在家)や特別養護老人ホーム・恵風荘(同今谷)といった入所施設に加え、住み慣れた地域での生活をサポートする通所施設を備え、ほぼ全ての介護サービスをカバーしています。さらには宮本整形外科病院(同国富)を加えた、介護・医療の強固な連携が強みです。恵風苑は、現在地に移転新築して6年半が過ぎましたが、地元町内会への介護予防教室を開くなど、地域との交流も行っています。超高齢化社会を迎える中、安心して過ごせる環境づくりがますます重要です。スタッフ一人一人が「小さな太陽」として、温かな接遇を心がけてまいります。
 —物価高騰の折、運営状況はいかがでしょうか。
 介護報酬が本年度臨時改定されることになりました。2019年以来の2%を超える改定率ですが、運営コストや光熱費の上昇を考えると、まだ十分とはいえないと考えます。診療報酬は3・09%プラスの予定で、手術コストや機器の維持費などの負担により国内の病院の約7割が赤字と言われている中、影響を注視したいです。私たちの施設や病院では昨年、わずかではありますがベースアップをしており、今後も継続的に待遇改善に取り組みます。
 —人材の確保・育成をどのようにされていますか。
 介護施設の生き残りのためには、外国人材の活用が不可欠で、数年前からミャンマーやベトナムからの技能実習生が現場で活躍しています。本年度は恵風苑に6人、恵風荘に4人を受け入れるほか、病院にも初の外国人介護スタッフを配置予定です。また、病院から介護施設への人事交流を促進することによりグループ全体でリハビリ分野の底上げを図っているほか、介護施設と病院の双方を俯瞰(ふかん)できる事務職の育成にも力を入れています。
 —今後の展望をお聞かせください。
 人口減少により、地方では介護施設の減少や医療機関の閉鎖が懸念されています。スケールメリットを生かし、社会が縮小しても質の高いサービスを提供し続けていく決意です。ハード整備では、19年の恵風苑に続き22年には病院の駅前診療所(同市北区錦町)をリニューアルしました。今後は築40年以上経過した恵風荘の建て替えが課題ですが、建築コストなど諸条件を考慮しながら検討したいと思います。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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