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2025トップインタビュー




拠点充実、顧客満足度向上図る
 —岡山県輸入自動車販売店協会の会長を長年務めておられます。輸入車販売の現況を教えてください。
 昨年の全国の輸入乗用車(外国メーカー)販売台数は約22万6千台。前年より2万1千台ほど落ち込み、県内でも2800台と前年を大きく下回りました。資材の高騰や円安の影響からくる車両販売価格の上昇や、物価高による消費抑制、耐久消費財の買い替えサイクル長期化などが影響したものと感じています。半面、EV車の販売が大きく伸び、外国メーカー車に占めるEVのシェアは初めて10%を超えました。輸入車がEVのマーケットで重要な役割を果たしていると実感します。弊社としては、事業環境が激変する中で新車販売は苦戦を強いられましたが、中古車販売・整備部門は順調に推移しており、ひとえに皆さまのご愛顧とご支援によるものと深く感謝いたします。
 —自動車業界を取り巻く環境も大きく変わるようですね。
 CASE(コネクテッド・自動運転・シェアリングサービス・電動化)という言葉が良く使われるようになりましたが、自動車業界は百年に一度の大変革期を迎えています。さらに弊社が取り扱うボルボでは、2030年までに販売する車の90%以上をEVまたはプラグインハイブリッド車にすることを目指しており、需要の変化によりEV100%から軌道修正しましたが、脱炭素社会に向けた取り組みを変わらず進めています。このような環境の中ですが、弊社も誠実を基に、新たな事業も視野に入れつつ健全な危機感を持って事業の発展に努めてまいります。
 —CS(顧客満足度)向上に力を入れておられますね。
 ボルボ・カー・ジャパンが主催するCSコンテストや、アフターサービスのコンテストに毎回参加するなど、顧客満足度1位を目指して日々まい進しています。当社が展開するボルボ・カー岡山・倉敷・福山の各ショールームでは、お客さまにくつろいでいただける環境づくりに力を入れています。
 —今後の目標や戦略は。
 本年も基本に帰し、お客さまにご満足いただけるよう拠点の充実、CS向上を図ります。その上で車の製品哲学を安全性とするボルボの販売を通じ、最上のカーライフをご提供したいと考えています。引き続き、地域社会、自動車業界の発展に貢献してまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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