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2021トップインタビュー




車種充実、在庫正常化で首位
 —メルセデスブランドは輸入車販売台数で6年連続で圧倒的首位を達成しました。
 一つには、SUV(スポーツタイプ多目的車)の人気モデルGLA・GLBをはじめ、アッパーブランドGシリーズのラインアップが充実したことがあります。それによって競合ブランドよりも魅力が付加され、コロナ禍にあっても勢いが衰えなかった要因だと考えています。もう一つは中古車市場の適正化です。コロナ禍でメーカーからの供給が減少し、中古車価格が上昇、中古車事業の収益が改善しました。今後も中古市場の正常化が続くなら、ディーラーにとっては望ましい状況だと言えます。
 また、注目されているEV(電気自動車)市場は、展示会が激減しているため周知に至るにはまだ道半ばでしょう。EVモデルEQCはスポーツカー並みの走りと驚くほどの静かさを体感できるすばらしい車です。問題は充電ステーションの充実と充電時間の短縮でしょう。当社も2拠点(店舗)に充電ステーションを設置していますが、EVが定番になるまでには課題は山積みだと思います。
 —岡山商工会議所の都市交通委員長を務めておられます。今後の課題は。
 少子高齢化、郊外の過疎化がますます進む中、市街地へ人口を集中させるコンパクトシティー計画がポイントになるのではないでしょうか。マイカーに頼るのではなく公共交通インフラを充実させ、同時に行政効率を高めていかねば、今後都市機能が低下する可能性は否めません。それぞれのバス会社が長年かけて築いてきたバス路線網をもう一度描き直すには困難が伴い、批判も噴出するでしょう。信頼されるリーダーが全員とビジョンをしっかり共有し、強力なリーダーシップを発揮して進めるしか手立てはないように感じています。
 —貴社の今後の戦略はいかがでしょうか。
 まずはデジタル・ITの強化。会議や採用施策は既にオンラインを導入していますが、デジタルカタログやデモ動画、リモート商談などを積極的に取り入れたいと思います。同時に、リアルで会うことの意義を高めるために提案・営業力の向上も進めます。リモートで事足りるからこそ、今後は「会って話したい」と思っていただける人間力を高めることが変動する時代を生き抜くポイントになるでしょう。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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