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2025トップインタビュー




中四国ナンバーワンの店に
 —輸入車販売業界の動向をお教えください。
 日本を含めた世界の大手自動車メーカーの多くが「2030年までに新車販売のすべてをEVにする」という方針を軌道修正しています。メルセデス・ベンツも、EVへのシフトを「市場の状況に合わせて合理的なスピードに延期」し、ガソリン・ディーゼル車の開発を続けることを発表しました。車を使う環境やシチュエーション、TPOはさまざまなので、私自身は水素やe—fuel燃料も含め選択肢は多い方がよいと思っています。国内ではマーケットの縮小を見越し、販売ネットワークの効率を上げるため、統廃合による拠点の大型化が進んでいます。
 —メルセデス・ベンツのEVの特長とは。
 ガソリン・ディーゼル車に続く三つ目の選択肢として、EQAからEQSまで全てのクラスにハイパフォーマンスでメルセデスらしさを備えたEVをそろえています。中でも4輪独立モーターによってその場での旋回も可能なGクラスは、ガソリン・ディーゼル車ではかなわなかったオフロード走破性を有しています。
 —拠点の具体的な統廃合とは。
 26年4月に岡山県内3店舗を統廃合し、新車の全てをラインアップする「メルセデス・ベンツ岡山西」と、西日本最大規模のベンツの認定中古車センター「メルセデス・ベンツ岡山」に機能を集約します。それに伴い「岡山西」のショールームを改装予定でしたが、国道2号拡幅工事によってセットバックが必要となり、28年をめどに移転新築オープンすることになりました。遠方からも来ていただけるだけの価値がある、品ぞろえも情報も中四国ナンバーワンの店にする計画です。拠点の大型化は、人員の効率や働く環境、教育・訓練などマネージメント面でも大いに利点があります。
 —今後の戦略は。
 メルセデス・ベンツは、プレミアムシフトの流れの中で高級感を極めています。その世界観をお客さまが体感できるよう、「岡山西」に新築するのは最新のMAR2020(体験型ショールーム)。黒を基調に全てにおいてメルセデスらしさを追求したショールームにします。スタッフもその一部。メルセデスワールドにふさわしい身だしなみから立ち居振る舞い、トーク技術までが身に付くようバージョンアップを図っているところです。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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