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2025トップインタビュー




「農」をテーマににぎわい創出
 —「岡山市サウスヴィレッジ」を運営されて1年が経ちました。
 サンヨープレジャー共同事業体として、昨年4月から指定管理を担っています。「農を楽しみ、農で遊び、農で学ぶ」をコンセプトに、あらゆる世代が憩い、楽しめ、遊び、学べる「食と農のエンターテイメント施設」を目指します。テナントには、人気パン店をはじめ岡山を代表する複数の店舗が入居予定。今月からは山陽新聞カルチャープラザのサテライト教室も始まります。園内で生産し、高い評価を得ているイチゴのほか岡山のフルーツをアピールし、農業王国・岡山のフラッグシップになれるよう活動していきます。
 —農業体験やイベントに注力されるそうですね。
 当社は5年前、親子で農業体験をしてもらおうと農園を取得してアグリ事業を始めました。サウスヴィレッジは、広大な敷地に加えて近隣からのアクセスも抜群です。アグリ事業で培った経験や生産ノウハウを生かしながら、子どもはもちろん幅広い世代に体験の場を提供することができます。現在は収穫が主ですが、いずれは地域農家の方々と連携した体験プログラムなども実施したいと考えています。またサウスヴィレッジは岡山県南のにぎわい創出の重要な拠点であると実感しています。現在はフリーマーケットや食フェスが人気ですが、今後もさまざまなイベントに活用していただきたいと思っています。
 —伝統文化の継承にも熱心です。
 当社は以前から地元の伝統文化の継承、郷土愛の醸成を願い、宇喜多家、小早川家、池田家という歴代岡山城主の甲冑(かっちゅう)の制作、販売を行っています。現在、岡山市を事務局とする官民組織が宇喜多家のNHK大河ドラマ化を目指しており、その機運を高めるサポートになればと願っています。
 —「おもちゃ王国」は来年30周年を迎えます。
 「遊びは最高の学び」をテーマに、おもちゃを媒体に遊びを創造するパビリオンなどのほか、遊園地の枠にとらわれず活動してきました。今年は30周年に向けて年内にジェットコースターを新設するほか、新しい試みも予定しています。少子化、人口減の中、「モノ」よりも、リアルで楽しんでもらえる「コト」が重要です。その「コト」であるプレジャー(喜び、楽しさ)を表現することを使命とし、今後もさまざまな事業に取り組んでいきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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