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2025トップインタビュー




サステナビリティー意識浸透
 —昨年11月、首都圏工場が稼働を開始されました。
 首都圏市場はこれからも発展が見込まれ、人口も増加傾向にあります。すべての設備が導入されれば、現在比15〜20%の生産能力向上を見込んでおり、高い需要に向けて安定供給を実現していくのが目的です。将来の人手不足に備えたオートメーション設備による省人化と、太陽光発電設備の設置などによるZEB認証を取得しているのが特長です。当工場は今後他工場にも展開を検討するモデル工場としても期待しています。現在検討を進めている新社屋建築と合わせ、次世代を見据えた拠点整備を実施していきます。
 —新たにパーパスとビジョンを策定されましたが、変化はありましたか。
 従業員にはしっかり浸透し、自分ごととして意識して業務に取り組んでくださっている印象です。特にサステナビリティーという考え方が自発的に出てくるようになり、具体的なアイディアや積極的な議論など環境問題や社会貢献はもちろんのこと、会社の持続性も考え、取り組むべき課題に対する意識が高まっています。主力事業以外の新規事業の検討を現在進めているのですが、年頭で全従業員に話したところ、従業員から数多くの提案をいただきました。成長意欲を持って取り組んでくださる従業員を誇りに思っています。
 —環境配慮の製品開発に積極的です。
 部門横断型の取り組みとして、サステナ戦略チームを始動させており、サステナブルパッケージの開発を推進しています。バイオマスプラスチックを配合した製品の開発に加え、急速に伸びている冷凍食品市場に対応した新素材を開発しました。新市場に向けて必要な情報を現場から収集・分析しており、製品化できるよう準備を進めています。素材だけでなく、新しい形状も検討し、当社オリジナルの製品を生み出せるような体制も整えています。また、これまで以上に海外市場にも目を向け、グローバル戦略を新たに掲げました。国によって法律や容器素材に対する考え方が異なることを考慮して地域ニーズに応えられる開発を進めます。
 —地域への貢献については。
 野球やサッカーなどプロ・アマチュアスポーツへのスポンサードや、地域イベントへの協賛を始め、地域清掃などのボランティア活動、当社所有の美術品貸出などを通して、今後も地域に対して幅広く貢献していく考えです。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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