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2025トップインタビュー




お菓子づくりは、夢づくり
 —新工場の建設工事がいよいよ始まりました。
 先代からの夢である、地域の皆さまや働く仲間たちが「憧れるような本店をつくる」というドリームプランの第1期工事として、本社の隣へ新工場の建設が今年1月より始まりました。今秋には完成予定で、生産能力もこれまでの倍以上になります。味の良しあしに影響のない作業は機械化を行い、生産性向上と働き方の改善を進めます。削減できる時間で、新商品開発や新たな知識、技術を身に付ける人財育成などの未来創造に取り組み、年間休日を増やしてプライベートの充実にあててもらい、自己の成長や、やりがいを感じられる職場づくりを行ってまいります。今後も第2期、第3期とプランを拡大し続け、カフェ、公園、体験工房などを併設し、地域の方はもちろん、岡山県外からでも行きたくなるようなお菓子のテーマパークをつくりたいと夢を描いています。
 —今年も新商品を発売されました。
 お菓子屋にとって一番の醍醐味(だいごみ)である新商品開発は季節の移り変わりと共に旬のおいしい素材との出合いを大切にし、こんなお菓子をつくりたいと夢を膨らませながら行っています。特に若手社員を中心に朝づくり商品の開発に力を入れています。また、主力銘菓の「夢二」においても、季節ごとにさまざまな味を楽しんでいただけるようにバリエーションを増やしています。
 —さんすて岡山南館「おみやげテラス」の「さんすて岡山店」が今年リニューアルオープンしました。
 新たな挑戦をするため、県産の果物・乳製品などを使った商品を販売する「岡山の産品ゾーン」へ出店しました。私たちの強みである地元の素材を使用した新商品開発で3月のオープンに合わせて全店で県産の牛乳を使用したキャラメルの餅菓子を発売しました。柔らかい求肥生地の中に甘くてほろ苦い特製キャラメルシロップを入れた、おやつにもお土産にも最適な商品です。
 私たちお菓子屋は夢のある仕事です。お菓子は、心の豊かさを生んでくれ、その可能性はどこまでも無限大で、夢はどこまでも広がります。人の心をつなぎ、人を癒やし、人が誰かを大切に思う気持ちがある限り、お菓子は人を笑顔にする役割があると確信しています。今後も、お菓子づくりを通して笑顔や驚き、そして感動をお届けできるよう、夢の実現に向かって仲間と共に一歩一歩進んでまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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